第31回関東オープン&第23回関東レディースオープン
6月20日(土)・21日(日)の2日間で、『第31回関東オープン』(東G3)と『第23回関東レディースオープン』(G3)が開催される。近年は8月末から9月中の開催が続いていた同大会だが、今年は時期が早まっての6月開催となっている。21日の決勝会場は『バグース六本木』だ(同店では前日の女子予選も開催)。
男子のフォーマットは種目がテンボール。予選・決勝ともに9ゲーム先取・勝者ブレイクで争われる(WPAコールショットを採用)。全てシングル・トーナメントというシビアな戦いだ。女子は種目がナインボール、予選は6ゲーム先取のダブル・イリミネーション、決勝(ベスト32から)が7ゲーム先取のシングルトーナメントでそれぞれ勝者ブレイク。スリーポイントルールが採用されている。
決勝会場は東京の『バグース六本木』
男子は20日の予選が、東京・渋谷の『CUE』会場と東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』会場に分けられ、全16組から翌日の六本木へ向かう1人の決勝シングル進出者を選び出す(予選グループは各11〜12名によるシングル・トーナメントで争われる。エントリー数173名、内アマチュア116名)。
栗林達、土方隼斗、赤狩山幸男、羅立文といった東日本所属のトッププロや前回大会優勝の高野智央、先週末の『第27回ハウステンボス九州オープン』でプロ公式戦初優勝を遂げた東條紘典も出場。また、レジェンド・奥村健(現在は主戦場をスリークッションに移している。所属はJPBF)も名を連ねている。
前回大会で7年振りのJPBA公式戦優勝を果たした高野智央
東日本ランキングでは上記の選手達が上位を争っている(奥村を除く)が、まだこの試合を終えても東日本ランキング対象試合のスケジュール的には折り返し地点。この関東オープンで躍進できれば、まだまだ首位の座も目指せる。従って、今回は「これから首位争いをしていくメンバーがおおよそ絞られるていく」ための大会となりそうだ。
大会2連覇が懸かる河原千尋
女子は予選(20日)・決勝(21日)ともにバグース六本木が舞台。20日までにベスト16までを消化し、21日はベスト8から争われる。女子のエントリー数は64名でその内の33名がアマチュアとなっているため、予選1回戦は1カードを除き、全てプロ対アマが激突する。今大会には出産・育児のために欠場が続いていた木村真紀が復帰を果たす。
女子は、昨年から河原千尋が何度も勝利しており、その中には前回の関東レディースオープンも含まれる。現在、女子ランキングでも圧倒的な首位。他の出場選手にとっては「ストップ・ザ・河原」が至上命題だ。女子はこの次の大会が『ジャパンオープン』となるため、ここで勝って次の大一番に弾みを付けるのは誰になるのかという点でも注目したい。