金子昇さんもKPBA所属。ユニフォームとも言えるベスト着用で戦いました
しかし金子さんの柔らかいオーラと、プライベートな時間であるにも関わらず誰にでも優しく誠実に接する人柄は、本当に尊敬します。ちなみに今大会優勝の大塚郷司選手も息子さんとスリーショットに収まり大喜びでした。
昨年優勝の小西さみあ選手が当時20歳なら、今年優勝の平口結貴選手は17歳。この2人、去年は準決勝で、今年はベスト8で直接対決をして、勝った方が優勝しているのですから、さすがは世界ジュニア銀メダルコンビといったところ。そして小西選手は、実は故障やメンタルの降下など、若きアスリートとして苦悩を抱えながら、地道に耐えてここまで歩んでこられました。が、前向きかつ強い意志を持って、未来を見据えたアクションを起こす旨を会場で語ってくれました。その穏やかで一点の曇りもない瞳に、更なる飛躍を確信した次第です。
2人の対決は今後、さらに大きなステージでたくさん見られることでしょう
彼女のショット力については、アマチュアとか女子といった範疇を超える域にあり、それは多くの関係者が口を揃えるところ。今こそ自分を信じて、しっかり先を見据えた判断をしてください。ビリヤードは選手生命が長く、昨秋にも国体記念大会で女子級で優勝最年長記録が更新されたばかり。その年齢まで小西選手はあと45年、平口選手はあと49年!
今回は会場内で、選手や応援の方と、撮影に関する話をする機会が多くあり、個人的にとても嬉しかったです。お店のお客さんの雄姿を形に残したいという情熱や、ビリヤードのカッコよさを切り取りたいという想いなど、動機は様々のようですが、ビリヤードを撮りたいという思いを共有することができました。
ビリヤードはカッコいい。ぜひ大会フォトギャラリーもご覧下さい
そして私たち取材陣は厚かましくテーブル付近まで入らせてもらうことが慣例となっていますが、そうした状況に今一度感謝するとともに、今後は撮影ゾーンを設けることなども業界として考えていくとまた一歩前進できるのではないかと思いました。ぜひ一緒にビリヤードのカッコよさを追いかけましょう!