第14回全日本スヌーカー選手権大会(竹田杯)
日本ナンバー1の実力者・桑田哲也
5月30(土)・31日(日)の2日間にわたって、日本におけるスヌーカーの最高峰のトーナメント『第14回全日本スヌーカー選手権大会』(竹田杯)が開催される。会場は、スヌーカーの大会ではお馴染みの東京都荒川区にある『スヌーカークラブ』だ。
会場『スヌーカークラブ』
今大会には、アジアのスヌーカー強国・タイで武者修行中の現日本スヌーカーのエース・桑田哲也が参戦する。昨年は『IBSF世界選手権』でセンチュリーブレイク(100点を超える連続得点)を達成したことは動画とともにお伝えしたが(こちら)、その後も目覚ましい活躍を続けており、先日はタイで参戦中のディビジョン2のトーナメントで優勝を果たしたばかり。その前の同試合でも準優勝し、現時点で来期のディビジョン1(トップ選手達によるグループ)昇格が濃厚だという。
過去7度優勝の栗本高雄
今回は上述の通り、桑田にとって良い流れの中での出場であり、身近に『World Snooker』(スヌーカーのプロ団体)のメインツアープレイヤーもいる環境の中で練習し、技を盗み、ブラッシュアップされていったハイレベルなスヌーカーを見るまたとない機会である。
ポケットからは神箸久貴が名を連ねる
残念ながら、前回覇者のJPBAプロ・水下広之は『東日本グランプリ第3戦』出場のために欠場となるが、過去全13大会中7回優勝の栗本高雄を筆頭に、長谷修二、松村浩史といった実力者が、シードや地区予選を突破して参戦。そこにポケット界では世に名を馳せる神箸久貴(JPBA)も加わり、熾烈なタイトルレースが展開されることになるだろう。
メインツアープレイヤーへの夢を追う神箸渓心
そして、14歳となった前述のプロの息子にして前回大会準優勝の神箸渓心は、身体的な成長とともに更なる飛躍を遂げた様子。桑田の下でのタイ修行の際には、自身初のセンチュリーブレイクを記録した(対戦相手は桑田)。その年齢から考えるとポテンシャルの高さは大会随一で、仮に優勝することができれば、そこから誰も見たことがない程の上昇曲線を描く可能性さえ秘めている。
30日(土)は13時から決勝ラウンド1回戦のベスト16が行われ、決勝日の31日(日)は午前9時からベスト8よりスタート。日本最高のキューイストが決まる瞬間を、ぜひ現場で見届けてほしい。