第72回全日本スリークッション選手権大会
5月3日(日-祝)〜5月5日(火-祝)にかけて、国内スリークッション・トーナメントの最高峰『第72回全日本スリークッション選手権大会』が、東京・新大久保の『ビリヤード小林』にて開催される。同会場でこの大会が開催されるのは、第69回大会以来3年ぶりとなる。
前回で4度目の優勝となった新井達雄
3日から4日にかけての予選は、出場全42名が各3名の14組(A組〜N組)に分かれ、30点先取によるリーグ戦で争われる。そこに名を連ねるのは、各地区を代表するプロ・アマ34名と前回優勝者・新井達雄、『全日本アマ3C』覇者・古屋敷亮一選手を含むシード選手8名によって構成されている。
予選の結果、各組の1位(全14名)と「ベスト2着」の2名(全組の2位の中でアベレージが良かった2選手)が、4日の後半からスタートする40点先取のベスト16のシングルトーナメントに進む。5日はベスト8から始まり、この日遂に頂点を決することとなる。
昨年準優勝の田名部徳之、今年こそ全日本選手権者となれるか!?
出場選手中、最多優勝を誇るのは前回大会制覇で甲斐譲二(3回)に一歩先んじた新井で、その数は4回。その他には、2007年世界チャンピオン・梅田竜二と島田暁夫がそれぞれ2回、続いて鈴木剛、船木耕司、小林英明、森陽一郎、竹島欧、宮下崇生が1度ずつ戴冠している。この中から再びトロフィーを掲げ、キャリアを積み上げる者は現れるだろうか。
上記の優勝回数を合計しても(17回)、過去71回(第68回大会は東日本大震災の影響により開催中止)の内の4分の1にも満たないという事実は、長い歴史があってこそ導かれたものと言えるだろう。また、小方浩也の優勝15回、小林伸明の13回という先人の大記録が、改めて敬意を評すべきものであることがわかる(ほかに多いところでは小森純一、吉原良男が5回、松山金嶺が4回を記録している)。
3度の女子世界一。肥田緒里恵も参戦
一方、昨年はファイナルで新井に屈したが、後に『全日本プロ3C選手権』でキャリア初にして、ビッグタイトルを手にした田名部徳之や前回のビリヤード小林でのファイナルで惜しくも涙を飲んだ界敦康(第69回 vs竹島)を筆頭とする本大会優勝未経験の実力者達、大会紅一点であり、スリータイムス女子世界チャンピオン・肥田緒里恵の戦いぶりにも注目だ。さぁ果たして、72回目の栄冠は誰の手に!?
出場選手や予選グループ分け、会場へのアクセスなど、詳しい情報は特設サイトにて要確認
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