JPBA大武英樹プロが監督・『キュッとたまころ』
島根のケーブルテレビで放送される「ビリヤードレッスンドラマ番組」とは!?
島根県益田市のケーブルテレビ局『ひとまろビジョン』にて5月3日(日)よりビリヤードレッスンドラマ番組『キュッとたまころ』が放送される。この番組、島根県益田市のビリヤード場『ビリヤードヤング』の店主であるJPBAの大武英樹プロが脚本や監督・監修を担当している。大武プロはお店の仕事やビリヤードプロとしての活動の傍ら、デザイン業などもこなし、映画製作も手掛ける他に類をみないクリエイティブプロプレイヤーだ。
左の眼鏡をかけた人物が大武英樹プロ
ひとまろビジョンでは大武プロが制作した、ヤングのハウストーナメントの映像に実況・解説も収録した『レッツエンジョイ!ビリヤード!』という番組を放送している。そこから、「ビリヤードレッスン番組も」という話に至り、このドラマの放送に繋がったのである。
「最初は普通のレッスン番組の脚本を書いていたのですが、それじゃあビリヤードに興味のない人には響かないなと思いまして。そこで今回、ドラマ形式のレッスン番組を制作することにしました」(大武プロ)
ビリヤードシーンの撮影現場となる『ビリヤードヤング』
主人公である地元市役所の地域振興課に勤める男性が町おこしのために奔走しつつ、趣味で始めたばかりのビリヤードを頑張る......といったストーリー。そのドラマの中でのビリヤードシーンでレッスンが展開されていくといった内容だ。主人公同様、初心者のためのレッスンになっており、まずは「真っ直ぐ撞く」というところからレッスンは始まっていく。視聴者の大部分となるはずのビリヤード未経験者にとっては、プロが制作したレッスン番組は目から鱗の内容ばかりであろう。
こちらはヤング看板猫の『ねこまち』さん
出演者は主に地域の市民達がボランティアで参加している。そしてそのほとんどがビリヤードとは無縁だった人々だ。益田市ではケーブルテレビ局が市民と一体となってドラマを制作するというのも初めてのことで、まさに地域の町おこしにも繋がっており、行政からも注目されているとのこと。ケーブルテレビの一番組というところに留まらず、地元の大きなムーブメントとなっているようだ。これが多くの市民達の目に触れることでビリヤードの浸透というところにも繋がっていきそうである。
この番組は毎月1話ずつ放送されていく予定だ。放送後の反響次第で他ケーブルテレビ局での放送やウェブでの配信の可能性もあるとのこと。どうなることか、全国のビリヤードファンにとっては非常に楽しみなところだ。
写真提供/大武英樹