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過去のニュース(2015年)

2015.04.13 トーナメント

GPE-2、羅立文が横浜決戦を連覇!!

東日本グランプリ第2戦 【インタビュー映像付き!!】

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12日(日)、神奈川県横浜市の『ハイランドビリヤード』にて『東日本グランプリ(GPE)第2戦』のベスト16からの決勝日が行われた。大会のフォーマットはテンボール、3ゲーム・2セット先取の交互ブレイクで争われ、このGPE史上初の演出が試合に絶妙なスリル感を加味していた。

そんな緊迫の展開を制したのは、横浜を地元とする羅立文。同プロは'13年のGPE(ハイランド)こそ3位タイに終わったが、同年の『フレクシェカップ』、'14年の『東日本グランプリ』(ハイランド)に今回と、近年の横浜での勝率が極めて高い。これによりGPE優勝回数を「9」に伸ばした。

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決勝日のトーナメント表


この日、くじ引きによって決定したトーナメント表には、同じ山にGPE優勝回数をリードする羅(8回[大会前])、栗林達(8回)、土方隼斗(11回)が固まったことにより、そのレースにおいては潰し合いという構図ができ上がる(ベスト16で土方vs栗林)。また、前日予選を勝ち上がった2人のアマ、安原卓選手(メイプルハウス)と小泉毅朗選手(Colors)が緒戦で直接対決となり、セットスコア2-1(3-1、0-3、3-2)で安原選手が勝利し、ベストアマの称号を手にした。

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ベストアマは安原選手(メイプルハウス)


羅はベスト16で鳴海大蔵を相手に、1ゲームも奪われることなく2セットを奪取すると続く、永松宣明との試合を苦しみながらもセットを失わずに勝利(3-2、3-2)。セミファイナルは優勝回数で先を行かれる土方との死闘となり、フルセットで先に土方にリーチをかけられるも、そこから2連取して逆転で決勝へ駒を進める(3-1、1-3、3-2)。

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鈴木清司、GPE約3年ぶりの優勝まで一歩届かず


トーナメントの反対の山からは高野智央(3-1、3-2)、安原選手(3-1、3-0)を下し、セミファイナルでは初優勝を狙う大西想とのフルセットマッチをものにした鈴木清司が勝ち上がってきた(0-3、3-1、3-0)。鈴木にとってハイランドでのGPEセミファイナルという状況は、2年前に赤狩山幸男を相手に、ヒルヒルのイージーなゲームボールの9番ボールを外して敗れた舞台(大会は赤狩山が優勝)。その時の悔しさを拭い去ることに成功し、いざ決勝へ進んだ。

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羅立文がハイランドで2年連続優勝!!


ファイナルは互いにテーブルコンディションを掴むことに苦労しながらも、ブレイクの精度や場慣れしている(横浜在住の羅はハイランドで練習する機会も多い)ことが多少の違いを生み、羅が優勢に試合を進めていく。鈴木は羅の巧みなセーフティを熟練の技で返し、ペースを奪いかける場面を迎えつつも、要所で綻びが出てしまいセットを得るには至らず。羅がセットカウントを2-0(3-1、3-2)とし、勝ち名乗りを上げた。

続く第3戦の決勝日は、5月31日(日)に東京都足立区の『リンク北千住』(関東予選は前日に東京・神奈川の複数店を使用)にて開催となる。残り5戦、果たしてどのようなシナリオが描かれていくのだろうか。GPEはこれから大事な中盤戦に突入していく。

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