昨日から大阪の『マグ・スミノエ』で開催されていた『第7期女流球聖戦。東西代表者による挑戦者決定戦は、既報の通り東日本代表の米田理沙がセットカウント3-0で西日本代表の松元亜弥を下して、挑戦権を獲得した。
そして今日、米田が現女流球聖である佐原弘子と女流球聖位の座を懸けて、ナインボール7ラック先取りの4セット先取というロングフォーマットで戦いを繰り広げた。この2人で決定戦を行うのは実に3度目で、過去2回は佐原が勝利を収めている。
朝10時半にスタートした試合は、まず佐原が7-4で1セット先行する。続く第2セットは米田が序盤で4-2までリードするも、佐原が追い上げて7-5とした。ここで30分の休憩を挟んで、午後2時から第3セットが始まった。
最終セットでは大井由希子プロと谷山和子プロによる音声解説も
5-2まで米田がリードを奪ったところで、セットを1つ返すと思われたが、ここから佐原が5連取を決めて、セットカウント3-0で防衛に王手をかける。そして第4セットは佐原、米田が揃って3点、2点、1点を順に加点してフルゲームに突入。ゲームボールにたどり着いたのは佐原で、ドラマティックな9番インで3度目の防衛を果たした。
なお、今年も主催の日本アマチュアポケットビリヤード連盟による公式中継配信が行われ、第4セットにはMCによる実況と会場のマグスミノエ専属の大井由希子プロと谷山和子プロが解説の音声配信もなされて、好評を博していた。
表彰式と閉会式も慣れた手順で進行して、過去7回でもっとも早い17時45分の散会となった。こうして7年目の年輪を加えた女流球聖戦。来年は誰が佐原に挑むのか。8年目に向けて新たなストーリーが幕を開けた。