Billiard Freaks
場所は東京・東中野の『AZ.Place』
本当にそんな集まりがあるのかと耳を疑いつつ取材へ向かったのが3月7日(土)。場所は東京・東中野の『AZ.Place』だ。その『Billiard Freaks』というサークルはfacebookでメンバーを集め、毎月1回、この場所で活動をしているとのこと。メンバーは現在675名となっているが、実際のところの毎回の参加人数は10〜20名程度。もちろん、それでもビリヤードで人を集めるとなると、この人数は非常に多い部類に入ることは間違いないだろう。
『Billiard Freaks』を主催する沖山俊樹さん。ビリヤード歴は1年
参加する人々はほとんどキューを握ったことのないまったくの初心者から、Aクラスプレイヤーまで様々だが、ビギナーやCクラスの参加者が毎回半分程度を占め、またビリヤードの集まりにしては珍しく女性の割合も非常に多い。サークルの代表の沖山俊樹さんがfacebook上でメンバーを募ったり、ページを見て興味を持った人々が参加していくようだ。沖山さんはビリヤード歴1年でJPAスキルレベル3のプレイヤー。ビリヤードを趣味として始めてすぐにこのサークルを立ち上げて、今回で活動は11回目なのだという。
この活動はお店のスタッフの協力も得ており、最初はスタッフによる初心者のためのレッスンから始まる。そして、後半には参加者全員でのトーナメントも行う。人数や参加者のレベルによってペアマッチだったり、JPAルールとネオナインボールを組み合わせたオリジナルルールなどその時々で変わるそうだ。今回はセットハンデとボールハンデを組み合わせてのナインボールとなった。
昨年11月にビリヤードを始めたばかりという齊藤さん親子
今回の参加者の中には、キューを握るのは2回目の小学生の男の子や、昨年からすっかりビリヤードに熱中しているという女の子が親子で参加している姿もあった。楽しそうにプレーしつつも、時折見せる真剣な眼差しはまさにビリヤードプレイヤー。途中から駆け付けたメンバーには後藤田佳奈プロもいた。
「facebookでビリヤードが好きそうな人を見付けると、知らない人でも積極的にメッセージを送ったりしているんですよ。その中で(プロとは知らず)後藤田さんにもお声がけさせて頂いて。それで後からプロフィールをよく見たらJPBAって書いてあるじゃないですか!(笑)」(沖山さん)
後藤田佳奈プロは沖山さんにfacebookで声をかけられて参加
東日本グランプリの前日予選を終えて駆け付けた後藤田プロだが、トーナメントにも参戦してメンバー達も非常に楽しんでプレーしていた。初心者から上級者が同じように楽しみ、そして雰囲気も和やか。参加者に女性が多く、子供もいるというのはお店が完全分煙だというところにも要因があるだろう(店内は完全禁煙。外に灰皿設置)。このような活動がビリヤード仲間の輪を広げ、そしてビリヤードに興味を持つ人々の入り口となっていることは間違いない。ここでビリヤードに触れ、JPAに参加するようになったというメンバーも。
次回の開催は4月11日(土)に15時より同じくAZ.Placeにて開催される。興味のある方はビリヤード未経験者なども誘い合わせて、参加してみると良いのではないだろうか。ここが、誰でもビリヤードを楽しめる場所であることは間違いない。今回の様子はCUE'S facebookページにてアルバムで公開中。
CUE'S facebookページアルバム 「3月7日(土) Billiard Freaks月例会」
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