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2015.03.09 トーナメント

林研字、プロ引退の決意の下での初優勝!

東日本グランプリ第1戦

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東北代表・林研字が初優勝!


3月8日(日)、神奈川県厚木市の『ミッドナイト本厚木店』にて『東日本グランプリ第1戦』が開催された。年間7戦で、ポイントランキングを争うグランプリの開幕戦は、試合前にこの日を最後の公式戦として3月限りでJPBAを退会する予定の林研字が自身のキャリア初の公式戦ファイナル進出、そして優勝を果たした。

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初の準決勝進出。3位タイ・田中海輝


試合はテンボール、ベスト16よりスタート、8ゲーム先取、交互ブレイクとなっている。林はこの日、ベスト16で早川英房を1点に抑えて幸先よく勝ち上がると、ベスト8で矢野裕一、準決勝で田中海輝を相手にともに8-6と競ったゲームをモノにして初めての決勝戦進出を決めた。

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前戦優勝者シードの土方隼斗を破った。3位タイ・水下広之


その林を迎え撃つのは昨年もグランプリ開幕戦(千葉県船橋市『デキシークラブ』)を制した赤狩山幸男。赤狩山はベスト16で浦岡隆志(8-3)、ベスト8で栗林達(8-0)、準決勝を水下広之(8-3)といずれの試合も同一回転の中で最速で試合を終える、テンポの良いビリヤードで相手を全く寄せ付けずに勝ち上がった。

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第1戦は惜しくも準優勝。赤狩山幸男


東北からきた林の家族も見守る中で始まったこの決勝戦。観戦者達はこの1戦が林の引退試合で初優勝が懸かっているということもわかっており、今までにない雰囲気でゲームはスタートした。会場中の声援にも背中を押された林のプレーは精度も高く、なぜ今までに優勝がなかったのが疑問なほどである。

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大勢の観衆が見守る中で有終の美を飾った林研字


林は序盤から先行すると、展開にも恵まれて中盤からさらにリードを広げていく。すると赤狩山のプレーの綻びも徐々に大きくなっていき、ゲームは第11ゲームにて林がゲームボールをポケットして8-3で終了した。会場はいつまでも鳴り止まない大きな拍手に包まれた。表彰が行われた後は応援に来た林の身内、友人、スポンサーらと破顔して喜び合うシーンがいつまでも続いた。

早速、劇的な1戦となったこの東日本グランプリだが、ここから先もまた会場で様々なドラマを巻き起こされるに違いない。第2戦は4月12日(日)に神奈川県横浜市の『ハイランドビリヤード』にて開催される。

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