CUE'S 5月号特別付録DVDのためだけに試合を開催
国内にある数少ないチャイニーズ8テーブル導入店『ドリームショット』
1月と2月に中国ではマスターズ、世界選手権と銘打って『中国式エイトボール』の大会が開催されました。これは日本にはまだ普及していないビリヤード種目で、「チャイニーズ8」とも呼ばれているものです。上記の2大会には、現JPBAエース格・大井直幸プロが参戦したことで、ビリヤードファンの間にはその名前が知られ始めています。
両大会にはプール(ポケットビリヤード)とスヌーカーの有名選手、レジェンド、中国国内の実力者達が集い、両ゲームの愛好家達が観戦して大いに楽しめるエキサイティングな試合が展開されました。いわゆる異種格闘技的なゲームが、どちらのプレイヤーに有利と働くことなく楽しめるのは、プールとスヌーカーテーブルが融合した独自のテーブルを使用することに理由があるのです。
CUE'S5月号の特別付録DVDのために日本のプール、スヌーカーの実力者3名(左から福田豊選手、高野智央プロ、土方隼斗プロ)に試合をしてもらいました
ただし、まだ種目が浸透していない国内にはテーブル自体がなく、試してみたくてもプレーできないというのが現状。そんな中、数少ないチャイニーズ8をプレーできる店が、東京・武蔵村山市にある『ドリームショット』と大井プロが所属する大阪府大阪市の『マグスミノエ』の2店です。
DVDには土方vs福田を収録予定
そこでCUE'S読者やビリヤード愛好家に「チャイニーズ8」の魅力を知ってもらうため、また、これから広がりを見せる可能性のある同種目を理解してもらうために4月4日(土)発売の『CUE'S 5月号』の特別付録DVDの収録試合として「ドリームショット」で、JPBA土方隼斗プロ、世界選手権にも参戦していたJPBA高野智央プロと日本スヌーカーの第一人者・福田豊選手(JSA)の3名による総当たりのリーグ戦を開催しました。
ゲーム内容はプレイヤーそれぞれの種目の特性や持ち味が存分に発揮され、一方で普段の試合会場や映像で目にする彼らのプレーには見られないような失敗などもあり、様々な意味合いで見応え満載の内容となっています。
福田vs高野(写真)、高野vs土方はCBNTにて配信
DVDの収録カードは、土方プロvs福田選手(解説は高野プロ)を予定。連動の中国式エイトボール関連記事と合わせてお楽しみいただけます。DVD未収録の2試合についてもビリヤードネットTV『CBNT』(月額1,080円で全番組が見放題)にて配信しますので、楽しみにしていて下さい。CBNTでの公開は5月号の発売(4月4日)以降になります。全試合が、それぞれ待機中のプレイヤーの解説付きです。
その他に、特別付録DVDには短期集中連載の『ビリヤードドリル』の入門編(CUE'S3月号に掲載)の解説も付いています。ビリヤードを始めたばかりという人や、そういった人々にプレーを教える機会がある人はぜひ活用してみて下さい。