2015 MP Cup World 10-ball Championship
テンボール世界王者は柯秉逸!
2月21日(土)、フィリピン・ジェネラルサントスにて開催された『2015 MPカップ 男子テンボール世界選手権』が柯秉逸の初の世界選手権制覇で閉幕した。柯はベスト8で楊清順、準決勝で弟の柯秉中と2名の台湾勢を破ってファイナルまで勝ち進んだ。
そのファイナルの相手はフィリピンのカルロ・ビアド。ビアドはベスト8で劉海濤(中国)、準決勝でデイビッド・アルケイド(スペイン)と対戦して勝ち上がった。
大勢の観客が詰めかけてのファイナルとなった
大観衆が見守る中でのファイナルは11ゲーム先取で行われた。どちらが勝ったとしても、新たなテンボール世界チャンピオンが誕生するこの1戦。試合は接戦となったが、最後は柯がゲームボールをポケットして11-9で勝利を収めた。
柯は07年に『ジュニア世界選手権』の優勝を果たすと、翌08年と09年に『北陸オープン』を連覇。さらに11年と13年に『全日本選手権』でも優勝している。若くして台湾のエースとして世界で活躍してきたが、今回で初めて世界チャンピオンとなった。
4人目のテンボール世界チャンピオンとなった柯
今回、4年振りの開催となったこのテンボール世界選手権。ボクシングの世界的スター、マニー・パッキャオのスポンサードによってフィリピンで開催されたが、安全上の理由から日本の選手達は参加していない。
次の国際試合は台湾で行われる4月の『アムウェイ女子ナインボール選手権』、6月の『チャイナオープン』とあり、9月には『男子ナインボール選手権』がカタールにて開催される。今大会のアジア勢の活躍に続き、今年の日本人選手の活躍にも期待したい。
写真提供・WPA/Dong Secuya(philboxing.com) , Bob Guerrero