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過去のニュース(2015年)

2015.02.06 その他

ビリヤードを東京オリンピック・パラリンピックの正式競技に!

NBAより12000名分の署名がJOCに

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署名はNBA廣橋興光理事長(右)より、JOC平眞事務局長に手渡された


先月のニュースでもお伝えした通り、公益社団法人日本ビリヤード協会(NBA)は、2020年に開催される東京オリンピックに関して、開催都市による種目追加の提案が認められたことを受け、追加種目の候補となるべく名乗りを上げ、ビリヤード競技のアピール活動を進めている。その一環として2月6日(金)、廣橋興光理事長、西尾学専務理事、関浩一普及指導委員の3名が、東京都渋谷区の岸記念体育館内にある日本オリンピック委員会(JOC)を訪れた。

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JOCが本拠を置く岸記念体育館


JOCに対しては、すでに先月の段階で追加種目候補として検討の対象となるための必要資料を提出していたが、この日は『ビリヤードを東京オリンピック・パラリンピックの正式種目に!!」との主旨で、1月30日〜2月6日までの期間で集められた自筆、Web合わせておよそ12000名分の署名をJOC平眞事務局長に直接手渡した。

自筆の署名については実質約3日間、Web署名については1週間という短い期間ではあったが、これらは全てNBAの働きかけのもと、日本全国のビリヤード関係者と愛好者、さらには海外からの協力があって集められたものだ。

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今回手渡された自筆、そしてWebによる署名


西尾専務理事によると「今回は短い期間でもあり決して十分とは言えませんが、ビリヤードを愛する日本、そして世界の皆様のご協力で署名を集めることができ、まずは無事に手渡すことができました。もちろん、これからも引き続き、ビリヤードの国際競技団体であるWCBS(世界ビリヤードスポーツ連合)との連携、協力を含めて、様々な形でビリヤードのアピールを進めて参ります」とのことで、今回の署名活動に止まらず、今後もさらに積極的に活動を展開していくとのことだ。

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左から平眞JOC事務局長、廣橋興光理事長、西尾学専務理事、関浩一普及指導員


報道によれば、東京オリンピック組織委員会からIOCへの追加種目の提出期限は今年の9月、正式に追加種目が決定されるのは、来年8月、リオデジャネイロオリンピック開幕直前に開催されるIOC総会の場になる見通しとのことだ。野球・ソフトボール、空手など正式種目入りのための活動を長きに渡って続けている有力種目もあり、オリンピック正式種目への道は長く険しいものだが、ビリヤード正式種目化に向けてのNBAを含めた今後の動きについても、Web、本誌を通じて随時お伝えしていくつもりだ。