球聖戦は1月25日に関東でスタート!
昨年の第23期球聖戦・球聖位決定戦の様子
競技としてビリヤードを楽しむアマチュアプレイヤーにとって、「試合」は大きなモチベーションの一つ。現在国内では、プロ公式戦からビリヤード場単位で開催されるハウストーナメントまで数多くの試合が行われているが、中でも『日本アマチュアポケットビリヤード連盟』(JAPA)が主催する公式戦に出場してクラスアップやタイトル獲得を目指すことは、アマチュアプレイヤーにとって大きな目標となっている。
JAPAでは年間を通じて、そんなプレイヤー達のために全国規模のタイトル戦を始め、地区単位、都道府県単位のものまで大小様々なトーナメントを開催しており、今年もまた、ナインボール日本一を決める個人タイトル戦である『球聖戦』を皮切りに熱い2015年シーズンに突入する。
第23期球聖の大坪和史
約3ヶ月に渡る長い戦いを勝ち抜いたその年の挑戦者1名が、前年の球聖位決定戦で勝利した『現球聖』に挑戦する形式の球聖戦。まずは今月25日の『第24期球聖戦・関東地区C級戦』からスタートし、4月には第7期を迎えた女子プレイヤーための『女流球聖戦』がクライマックスを迎え、翌月には『第24期球聖戦』で今年の球聖位が決定する。現球聖は大坪和史(第23期球聖)と佐原弘子(第6期女流球聖)。大坪は昨年、3期連続防衛を果たしていた喜島安広(埼玉)破ってタイトルを奪取、佐原は初挑戦となった平口結貴を退けて2期連続の防衛。もちろん共に日本のトップアマプレイヤーだ。
第6期女流球聖の佐原弘子
球聖戦が終了すると、5月末には各都道府県が精鋭5名でチームを組んで日本一を目指す『撞球甲子園』とも呼ばれる『第51回都道府県対抗ポケットビリヤード選手権』が開催される。昨年は50回記念大会という節目に、快進撃を続けて勝ち上がってきた富山チームを破った沖縄チームが初優勝を遂げて話題となった大会は、もちろん今年も大きな盛り上がりをみせることだろう。
初優勝を飾った沖縄チーム
夏から秋にかけては、もう一つの個人タイトル戦である『第55期名人戦』と『第63回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権』という歴史と伝統を誇るローテーションバトルがメインとなってシーズンは大詰めを迎える。現名人は、昨年まで2期連続防衛を続けていた和田敏幸(愛知)を下した喜島安広。喜島はこの試合で、
高橋邦彦(現JPBA)、
栗林達(現JPBA)、大坪和史に続く4人目の球聖位と名人位の2冠達成プレイヤーとなった。
第55期名人の喜島安広
日本一を目指すトップアマからAクラスへのステップアップを目指すプレイヤー達までが、それぞれの目標に向かって熱い戦いを繰り広げるJAPAの2015年シーズンは、間もなくスタート。もちろん今年も、CUE'S、Web CUE'S、そしてCBNTを通じて、アマチュア競技ビリヤードの様々なドラマをお伝えしていくつもりだ。
2015年 JAPA主要大会スケジュール