Tri Cup、会場は毎回恒例の『風林ビリヤード』
2015年最初のJPAの大きな大会、『JPA Tri Cup for Fall 2014』が1月11日(日)に東京都新宿区の『風林ビリヤード』にて開催された。今大会は'14年秋セッションの関東の各ディビジョンチャンピオンが集まり、秋セッションのシーズンチャンピオンの座を争う大会である。
ナインボールの部は総勢25チームが参加し、シングル・イリミネーションのトーナメントで行われた。その中で他チームをまったく寄せ付けずにファイナルまで勝ち上がったチームは『playing-horse』(セスパ東大宮店/埼玉・東大宮)と『BOZ V8』(Risk/高円寺)の2チーム。playing-horseは8名中5名が女性という華やかなチーム。対するBOZ V8は全員男性と対照的。そしてこの決勝戦を制したplaying-horseが'13年夏以来2度目のTri Cup優勝を果たした。
エイトボールの部は4チームがエントリー。ファイナルは『Black Bunny』(風林ビリヤード/新宿)と『marimo』(ミスタースポーツマン中延店/品川)のカードとなった。こちらは5試合目がヒルヒルにまで至り、その最終ゲームを取った方が優勝という大変な大接戦、大熱戦となった。そのプレッシャーにも打ち勝ち、最後のエイトボールをポケットして勝利を収めたチームはTri Cup初優勝となるmarimoであった。
ナインボール、エイトボール共に女性選手の活躍が目立つ大会であった
今大会も学生選手からシニアプレイヤーまで、男女様々な選手達が参加するTri Cupとなった。シーズンチャンピオンの栄冠を目指して戦う参加者達は皆一様にチームメイトと声援を送り合いながら、初心者も上級者も真剣な表情を浮かべてプレーしていた。一般的な個人戦のトーナメントにはない明るく賑やかな試合会場でありながらも時にはピリッとした張り詰めた雰囲気も漂う大会であった(CUE'S facebookページにて今大会のフォトギャラリー
勝てば共に喜び合える仲間がいるのもチーム戦、JPAの醍醐味
Tri Cupにて終わりを告げた秋セッションの次はいよいよ、夏から続いたシーズンの締め括りである春セッションである。この春セッションは今週より各地でスタートしていく。そして、この春セッションより関東・愛知・京都に加えて大阪と兵庫でもJPAがスタートを切ることになる。
徐々に全国のビリヤードファンに浸透しつつあるこのJPAについて詳しく知りたいプレイヤーの皆様は、JPA公式ホームページとメンバー達の声を中心にしてJPAを紹介している『CUE'S1月号』をぜひご覧下さい。また、2月4日(水)発売の『CUE'S3月号』では通常のルールとは一味違う面白さを持つ『JPAナインボール』のルールについて工藤孝代プロが解説しているので、こちらもお楽しみに。