大井直幸、中国式エイトボールで奮闘中!
大井直幸、世界トップの1人として参戦
本日より中国・秦皇島市にて『2015 World Chinese 8-Ball Masters』が開催されている。プールテーブルと同様の大きさでポケットの形状が丸みを帯びたスヌーカー式のテーブルでポケットビリヤード用のボールを使って行われる「中国式エイトボール」での大会である。日本ではほとんど馴染みがないが、現地ではスヌーカーと並んで人気の種目の1つ。
大井の他にはデニス・オルコロなど世界チャンピオン級の選手達も多数参戦
今大会は中国国内から12名、世界から12名の合計24名で争われる。ラルフ・スーケー(ドイツ)やデニス・オルコロ(フィリピン)、ダリル・ピーチ(イギリス)、アール・ストリックランド(アメリカ)といった錚々たる面々の中で日本からは2014年JPBA男子年間MVPである大井直幸が招待選手の1人として参戦している。優勝賞金は30万元(約580万円)というビッグトーナメントだ。大井には昨年の日本一プレイヤーとして慣れない競技ではあるが活躍を期待したい。ライブスコアやライブ映像の配信も行われている(こちらからアクセス可能)。
今大会は中国における1つのプライベートイベントであるが、2015年のWPA公認の大会は1月24日から始まる同じく中国にて中国式エイトボールの『中国式エイトボール世界選手権』よりスタートとなる。ステージ1の日程が『関西オープン』と重なっているため日本からの参加は限られたものとなると予想はされるが、こちらも男子優勝賞金が1000万円を越える大きな試合で、年始から中国でのビッグトーナメントが続く。
昨年、世界選手権では9位タイとなった栗林達
WPAのスケジュールで既に発表されている主な大会は、4月の毎年台湾にて行われる女子の大会『Amway eSpring Women's World 9-Ball Open』、9月のカタール・ドーハにて行われる『男子ナインボール選手権』と限られているが、今後次々と情報が明らかとなる見通しだ。
女子では河原千尋に最も注目が集まる
大井を始め、昨年の世界選手権で日本人最高位の9位タイを記録した栗林達、積極的に海外タイトルを狙う土方隼斗や羅立文、女子では現在台湾にて修行中の河原千尋や日本の女王・梶谷景美など世界チャンピオンにも届き得る選手達が数々控える日本勢。その活躍に2015年も大いに期待したい。