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過去のニュース(2014年)

2014.12.27 その他

実力者達の争い

2014年プレーバック・アマチュア(ポケット)

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球聖に続き、名人を襲名した喜島安広


今年のアマチュアポケット界の動向といえば『名人位』と『球聖位』が愛知から埼玉へ、埼玉から広島へと、それぞれ動いたことが一番のニュースだっただろう。その両方に関わった喜島安広現名人(前球聖)、4期目の名人位は叶わなかった和田敏幸、2度目の球聖位に就いた大坪和史。

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2度目の球聖位に就いた大坪、今年はマスターズも制覇


彼らが今の日本のアマチュアポケット界最強の一角を担っていることは誰もが認めるところで、こうしたスター達が繰り広げた激闘は、いずれも近年を代表する好ゲームだった。

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和田は防衛・戴冠はできなかったが、アベレージではナンバー1だった


また『全日本アマチュアナインボール選手権(アマナイン)』は地元兵庫の猛者として知られる中村竜二が、ファイナルで東京の増渕享士を破って自身初となる全国タイトルを獲得。

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自身初となる全国タイトルを獲得を手にした中村


秋の『全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会(国体記念大会)』(和歌山)では、昨年の同大会で準優勝だった愛知の島田隆嗣が、同じく2011年準優勝であった大橋義治(滋賀)との激闘を制して初となる全国制覇を果たした。

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国体記念大会は島田が前年の雪辱を果たした


9月開催の『JAPAマスターズ』では前出の大坪が和田を下してこちらも2度目の大会優勝。そして『全国アマチュアポケットビリヤード選手権(通称:アマローテ)』では、小川徳郎(神奈川)が和田を抑えて、小川は自身4個目となる全国タイトルを手中に収めた。しかし1年間で全6大会開かれたアマチュア全国大会で、何度もファイナルに登場する選手の強さにはただただ感服するところだ。

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アマローテの各級優勝者達。左から小川徳郎(A級)、佐原弘子(女子級)、稲田孝作(B級)


そして団体戦として『撞球甲子園』こと『全日本都道府県対抗PB選手権大会』は記念すべき50回大会が催され、記念大会ということで久しぶりに参戦した沖縄チームが、怒涛の快進撃を見せた富山チームを決勝で倒して、大会半世紀の歴史の中で初めて優勝旗を沖縄へ持ち帰った。

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初優勝を遂げた沖縄県チーム


注目の女子4大大会は、開催順に佐原弘子(女流球聖戦3期目)、芸術系女子大生プレイヤー小西さみあ(アマナイン)、最年長優勝記録を樹立した醍醐恭子(国体記念大会)、そして佐原弘子がアマローテも制してグランドスラムに王手をかけた。(残すタイトルは国体記念大会で、過去に準優勝の成績を収めている)

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小西は佐原弘子を撃破してアマナイン優勝


また夏にはJPAが初めて関西(京都)で活動をスタートさせ、従来は競技者未満とされた層の活動に火を点けた。JPAでは昨年から始まった愛知からのラスベガス参戦も叶い、年明けには大阪でもスタートする予定で、国内ビリヤードの新規プレイヤーを育てる活動に注目が寄せられる状況となっている。

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醍醐の国体記念大会優勝は、女子級史上最高齢でのもの


以上、駆け足で紹介した2014年アマチュアの動向でした。アナタの今シーズンはいかがでしたでしょう? 迎える新年が、もっとビリヤードが楽しめるよう、心よりお祈り申し上げます。

Akira TAKATA