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過去のニュース(2014年)

2014.12.10 トーナメント

「ハワイ旅行は初めて。嬉しいです!」中村竜二

GP-WEST HAWAII CHALLENGE CUP

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高井田ビリヤードにてハワイカップが開催!


11月7日の日曜日。大阪の『高井田ビリヤード』において、『Grand Prix West Hawaii Challenge Cup』(以下、ハワイカップ)が開催された。『2013-2014シーズンに西日本グランプリに出場経験のあるアマチュア選手』として参加資格を得た中から40名のプレイヤーが、優勝賞品の『ペアで行く4泊6日のハワイ旅行』を目指して熱闘を繰り広げた。

この企画は、元々は「西日本グランプリを盛り上げよう」という純粋なプロの想いに始まり、当初は「西日本グランプリでアマチュア選手が優勝した場合」の副賞として用意されていたもの。しかし今シーズンに入って「該当者が出た場合も出なかった場合も、本大会を行う」ということがアナウンスされ、そしてシーズンが終了したタイミングで開催にいたった。

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トッププレイヤーでありながら大会のレフェリーや運営でも活躍する川端聡プロ


協賛は『未来教育出版株式会社』(本社・大阪)。元々は川端聡プロのスポンサーとしてバックアップをしていた会社で、その川端プロからの依頼に快諾して西日本グランプリをサポートする運びとなった。プロ自身に対してでなく、大会へのスポンサードを要請したあたりは、今やベテランの域に入りつつある川端プロが長年見てきた業界への恩返しや未来への想いが込められていることが窺える。また2年間に渡って、一線での活躍と裏方業務でシリーズを支えてきた行動力にも頭が下がるところだ。

こうして西日本グランプリに1つの華を添えたハワイ旅行は、実際に取材現場で「シードの権利を得られました」「この冬はハワイで過ごします」とアマチュア選手から何度も声を聞くほどに浸透し、一定の成果を得られた感触。そして、この大きな栄冠を手にしたのは、今年の『全日本アマチュアナインボール選手権』の選手権者でもある兵庫の中村竜二。大阪の強豪・吉岡保俊との決勝戦でほぼ完璧なゲームを披露した中村は、終了後に満面の笑みで「朝は調子が悪くて、まさか最後まで残れるとは思いませんでした。でも、ハワイは初めてなので楽しみです!」と語った。

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見事にハワイ行きを決めた中村竜二


また当日は本大会の途中で敗れた選手や、観戦に訪れた人を対象としたサブ・トーナメントも開催し、より多くの人が楽しむことが出来る大会運営を目指す姿勢を示していた。そして当日の大会運営を務め、決勝戦を見守っていた斎藤健悟プロ、大江明プロ、川端プロも「素晴らしい内容の決勝戦」と口を揃えた秀逸なファイナルの様子は、後日CBNTで配信予定なので、ぜひコチラもチェックしていただきたい。(大会の写真はfacebookにアップしています)

こうして2年間に渡って展開された西日本グランプリの新たな試みは1つの決着を見せた。と同時に、今後に打ち出していくべきアイデアや、それを実行するための機動力をどう確保していくかなど、課題やヒントも確実に手に入れたと言える。「これを機に、新しい風が吹いて、次のステップにつなげていくことが大事だと思います」とは川端プロの談話。大きく踏み出した一歩の次なる展開に期待したいところだ。

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選手、運営が一丸となって大会は大成功の内に幕を下ろした


最後に、当日の試合を熱心に見守り、表彰式でプレゼンターを務めた未来教育出版株式会社の阿部力社長が、記者との雑談中に発した言葉の1つを紹介して、この記事の締めとさせていただきたい。「ビリヤードは僕も大好きです。ただ、スポーツとして世間に認知されるためには、コーチ制度の確立が不可欠だと考えています。コーチの存在しないスポーツは他にないので」。

プロスポーツとしてのビリヤード。未来に幸あらんことを!

Akira TAKATA