2014 PartyPoker Mosconi Cup
5年連続優勝のチームEurope
12月1日から4日間にかけて、イギリスのブラックプールで開催された『2014 PartyPoker Mosconi Cup』。この大会はアメリカvsヨーロッパの代表選手による対抗戦として毎年開催されている。試合はチーム戦、ダブルス、シングルスで戦い、先に11勝を挙げたチームが優勝。そして21回目となる今大会は、通算成績11-5でチームEuropeが勝利し、5年連続の戴冠を果たした。
チームEurope(以下、ヨーロッパ)メンバー
カール・ボイズ(イギリス)、ニールス・フェイエン(オランダ)、ダレン・アプルトン(イギリス)、ニック・エコノモプーロス(ギリシャ)、マーク・グレイ(イギリス)
チームUSA(以下、アメリカ)メンバー
コーリー・デュエル、シェーン・バン・ボーニング、ジョン・シュミット、ジャスティン・ホール、ジャスティン・バーグマン
会場はイギリス・ブラックプールの『THE BLACKPOOL TOWER CIRCUS』
初日から3-2でヨーロッパがリードするも、昨年の惨劇を受けアメリカも意地を見せる(前年大会は初日でヨーロッパが5-0でリードし、通算成績11-2で最終日を迎える前に大会は終了した)。2日目もヨーロッパが3-2で優勢に試合を進め6-4とした。
通算スコアだけを見れば、アメリカが善戦していることに間違いはないが、これ以上の離されないためにも流れを変えたいところ。だが、3日目も挽回することができず4試合を終えて1-3。トータルスコアが9-5でヨーロッパリードとなった時点で、最終日の開催を踏まえ、この日の最終戦(第5試合)は、翌日へ順延となった。
チームUSAの表情は対照的
そして、迎えた最終日。最大7試合が予定されていたが、結末はあっけないものに。この日は最初の2試合がシングルスとなっていたが、ヨーロッパのアプルトンとエコノモプーロスがバン・ボーニングに連勝し残り5試合を消化するすることなく大会は幕を閉じた。
MVPはニールス・フェイエンが受賞
アメリカはエース格と目されるバン・ボーニングが個人戦、ダブルスなどの複数名で行われる各試合で敗れていたことは誤算だっただろう(大会通算成績はシングルス3敗、ダブルス等1勝3敗)。大会MVPには勝率が優れていたニールス・フェイエンの手に、2年連続(通算3度目)で渡ることになった。
写真提供/Matchroom Sport 2014