World Championship 3-Cushion
スリークッション世界王者を決める年に1度の『World Championship 3-Cushion』(世界スリークッション選手権)が、11月26日〜30日(木〜日)の4日間にわたって韓国・ソウルを舞台に開催された。日本からは小林伸明('74年、'84年)、梅田竜二('07年)と2人の世界王者を輩出している67回目を迎えた歴史ある大会。今年は新井達雄、船木耕司(共にJPBF)が日本代表として出場した。
新井達雄
世界各国から参戦した48名のプレイヤーはまず、3名×16組に分かれて、40点ゲーム、総当たりの予選ラウンドを戦った。各組の1位プレイヤーのみが決勝トーナメントに進めるという厳しいフォーマットの中、グループAの新井は1勝1敗の2位、グループLの船木は2敗の3位となり、残念ながら決勝トーナメント進出は果たせなかった(予選ラウンドの結果は
コチラ)。
船木耕司
世界トップクラスのプレイヤーが順当に決勝トーナメントに勝ち上がっていく中、7名のプレイヤーが出場し、その内4名が予選を突破するなど、素晴らしい戦いを見せたのが、地元である韓国勢。中でも強さを見せたのが、世界選手権では'10年に3位、'12年に準優勝の実績を持つ、チョ・ソンウォンであった。
韓国初の世界王者となったチョ・ソンウォン
チョは予選ラウンドを2勝で通過すると、ベスト16では、'10年世界王者のダニエル・サンチェス(スペイン)、ベスト8では'12年世界王者のエディ・メルクス(ベルギー)と、共に'10年、'12年に優勝への行く手を阻まれた2人を撃破すると、準決勝では同じ韓国のソ・ヒョンミンを下して決勝に進出。決勝ではトルビヨン・ブロムダール(スウェーデン)との接戦を40-37でものにして、韓国初の世界王者に輝いた(大会最終結果は
コチラ)。