第47回全日本ポケットビリヤード選手権大会
「会場の匂いが変わりますね」。とは本大会でレフリーを務める方の言葉。女子の部がスタートした今日、匂いの変化こそ感じなかったものの、カラフルな服装や髪型なども手伝って、場内は明らかに昨日までとは異なる空気に包まれていた。※写真は多めにfacebookページにアップしているので、ぜひそちらもお楽しみください
ワールドクラス、金佳映らが登場
女子の海外選手は、付小芳(中国)が出場をキャンセルしたものの、金佳映(韓国)や周婕妤、林筱埼(ともに台湾)、そして現世界チャンピオンである劉莎莎率いる中国チームなど、豪華な顔ぶれが集まった。またジャニファー・チェンが金髪の若々しい風貌で姿を現すと、元祖台湾アイドルならではの存在感に会場の視線が集中していた。
ジェニファー健在!!
そして勝者2回戦と敗者1回戦を終え、日本勢も安定した力を発揮。結果、河原千尋、佐原弘子アマ、工藤孝代、小西さみあアマ、栗林美幸、平林英里子、梶谷景美、青木絵美の8名が2連勝で決勝シングル(ベスト32〜)に進出を決めた。明日は敗者側の試合と決勝1回戦を行い、明後日の最終日は男子と揃ってベスト16から試合が行われる。
エース・河原、勝者側からベスト32へ
また男子の部はシングル1回戦(ベスト64)の半分を消化し、16枠中6枠をJPBA勢が確保した。その内訳は、立木利信との日本人対決を制した昨年日本人最高位だった北谷好宏、ロドニーモリスを撃破した井上浩平。そして羅立文は昨年の世界王者トースティン・ホーマン(ドイツ)を、青木亮二は韓国のリー・ワンスーを、また高木悠次はラドスロウ・バビカ(ポーランド)を、杉原匡はコン・ブーホン(香港)を破って、チーム日本の意地とプライドを見せた。明日以降も戦う日本男児に期待大。
昨年続き、北谷好宏は今年も勝ち進む
読者の皆さまへ from 特派員
明日も男女のスター選手が続々と登場しますので、可能な方はぜひ『あましんアルカイックホール・オクト』を訪ねてみることをオススメします。既に日勝亭や各キューメーカーのブースも出ているので、道具に関する相談なども行うことが可能。またお目当ての選手にサインをもらう大チャンスでもあります。
海外勢を倒した杉原、日本の意地を見せた
私ごとですが、なんと長い全日本選手権取材キャリアの中で、初めてサインをもらってしまいました。スマホに。そんな色んな楽しみ方ができる全日本選手権。写真撮影もOKですので、カメラ持参で来てみてはいかがでしょう?
Akira TAKATA