第47回全日本ポケットビリヤード選手権大会
兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホールオクト』特設会場
火曜日からステージ1が、昨日からステージ2が行われていた『第47回全日本ポケットビリヤード選手権大会』。男子の部は予定通りにスケジュールを終え、残すところ決勝シングル(ベスト64〜)のみとなった。これで明日22日にベスト64を、翌23日にベスト32のゲームが行われて、最終日はベスト16からという余裕のあるスケジュールが完成し、残る選手たちは万全の態勢で試合に臨むこととなる。
ここでチーム日本のステージ2の軌跡をたどってみよう。(カッコ内は倒した主な海外選手)勝者側から通過を果たしたのは、枠順に杉原匡(党金虎=中国)、川端聡、大井直幸(トゥ・リャンハン=シンガポール)、立木利信(ダリル・ピーチ=イギリス)、二俣智彦アマ(Anh Tuan Nguyen=ベトナム)、田中雅明(ジョニー・アーチャー=アメリカ)、嶋野聖大(ウォーレン・キアムコ=フィリピン)、青木亮二、浦岡隆志(ジョン・ヨンファ=韓国)の9名。
田中、アーチャーを下して決勝シングルへ
勝者側が32の通過枠を持つことを踏まえると、決して明日以降を楽観できない状況ではあるが、敗者側からは栗林達や赤狩山幸男、竹中寛、高橋邦彦、北谷好宏、照屋勝司といったメンバーが残ってきているので、総力を挙げてホームでの戦いをファンに見せてくれることに期待が持てそうだ。
赤狩山、敗者最終ではL・V・コルテッザに勝利
なお海外オールスターの中では、リー・バン・コルテッザ(フィリピン)が赤狩山に敗れ、またラジ・フンダル(イギリス)が斎藤慎太郎に敗れてステージ2で姿を消した。しかし、張栄鱗や柯秉逸といった台湾の最強メンバーや、トースティン・ホーマン(ドイツ)を筆頭に豪華な顔ぶれが揃うヨーロッパ勢、そしてフィリピンチームはデニス・オルコロやアントニオ・リニングら全9人を、更にワールドクラスの中国勢も多数いて、とても名前を書ききれないほどに豪華な顔ぶれが揃っている。
サムライ・竹中もベスト64入り
日頃、海を渡って挑戦してきた日本人は、時にアウェイの洗礼も浴びてきた。マナーの良い日本では、海外選手にも羨望と敬意を持って温かく迎えている。これはビリヤードファンとして誇るべきところだが、やはり『全日本選手権』にふさわしい声援と拍手で日本のプロに『ホーム』のムードの中で戦い、サポーターとともに力を出し切ることを願いたい。世界を体感できる貴重な機会をぜひお見逃しなく。
試合を観戦する最強女子アマ・佐原弘子、平口結貴
ステージ2通過者や抽選を終えた男子決勝シングルのトーナメント表は上記公式サイトに公開されているので、ぜひご覧いただきたい。なお海外勢のキャンセルは、シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)とワン・カン(中国)の2名のみで、女子の部もほぼエントリーリスト通りに登場する見込みだ。
なお明日からはいよいよ女子の部もスタートするので、連日会場から写真をお届けしているfacebookページも華やかになる予定です。ぜひこちらもチェックをお願いします。
トーナメント表はコチラ
http://jpba.ne.jp/wp/info/info-5782/
Akira TAKATA