第18回全日本プロバンド選手権大会
優勝の小林英明
11月3日(月-祝)、静岡県三島市の『ビリヤードクラブ Pee3』にて、『第18回 全日本プロバンド選手権大会』が開催された。バンドゲームとは、キャロムの種目の1つで、2つ目の的球に手球をヒットさせるまでに、ワンクッション以上入れて当てれば1点が加点されていく競技。スリークッションと比べると、大きなラン(連続得点)がでることが多い種目だ。
会場『ビリヤードクラブ Pee3』(静岡県)
前回大会優勝の小林英明をはじめとするJPBF所属のプロプレイヤー16名が出場し、50点ゲーム・4名×4組リーグ戦による予選(各組上位2名を選出)を経て、ベスト8からの決勝トーナメントが行われた。
左から高橋朋隆、町田正、森陽一郎、小林英明、森雄介、熊澤崇、田中忍、田中正行
前回大会ファイナリストの小林、森陽一郎や町田正といった実力者は無敗で予選を首位通過(森は2勝1分け)する。小林はAve. 5.35、森(陽)もAve. 5.35、町田はAve. 5.17と、それぞれが各グループで抜きん出た存在となっていた。7月の全日本バンド選手権優勝の森雄介も2勝1敗、Ave. 4.61で1位通過を果たす。
森陽一郎が2年連続でファイナルへ
そして迎えたベスト8からのトーナメントで力を発揮したのは、昨年に続き今年も小林と森(陽)だった。小林は田中忍、熊澤崇を破って、森(陽)は田中正行、高橋朋隆を退けての2年連続ファイナル進出。
2年連続で同一カードのファイナルを制した
決勝の序盤は、先攻の小林がリードし、森(陽)がそれを追うが、4キュー目で森(陽)に14点のランが出て26-20と逆転する。そこから森(陽)の6点リードで試合は推移していくものの、8キュー目で小林が16点のランを出して50-40で決着。小林が2年連続、2度目の全日本プロバンド選手権制覇となった。
写真提供/前田義孝