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西日本GP第5戦終了

大井直幸、今季3勝目!!

11月2日（日）に名古屋市の『サンポピア』（予選は他複数店舗併用）で開催された『西日本グランプリ第5戦』。唯一、大井直幸を抜き去る可能性を有し、首位争いで注目を集めた竹中寛だったが、ベスト16の抽選で大井（前戦優勝シード）の隣に。フルゲームに及ぶ激闘の末、大井が勝利を収めて、この時点で大井の西日本ランキング1位が早々に確定した。

竹中とのMVP争いは直接対決で決着した

その大井は続くベスト8では野田匡則を7-2、準決勝をアマチュアの島田隆嗣（愛知・ARC）を7-5で下して決勝へ進出を決めた。もう一方の山からは清川正士、福本宇太郎、そして愛知のアマチュア和田敏幸を倒して、川端聡が決勝戦へ駒を進めた。川端は第2戦で優勝して以来のファイナル進出となる。

ファイナル、スタート！

大井と川端がグランプリの決勝で対決するのは2011年の第4戦以来3年ぶり3度目。直近の対戦は先の北陸オープン（ベスト8）で、その時は大井が勝利を収めて、そのまま頂点まで駆け上がっている。バンキングを取ったのは大井で、ここからランナウトの山を築いて3-0とスタートダッシュに成功した。

だが、川端も同じくランを重ねて、試合はフルゲームにまでもつれ込む。そして最終ラックは川端がコンビで10番を狙ったがこれを僅かに逸らし、残りを大井がきっちりと仕留めて、前戦に続くGP2連勝を、そして今シーズンのグランプリを5戦3勝という記録を、名古屋のファンの前で打ち立てた。

川端、優勝に手を掛けたが......

また今回の特筆は全国的に知られるトップアマの和田と島田が揃って準決勝まで進み、ハワイ旅行獲得（アマチュア優勝の副賞）には至らなかったものの、愛知県のアマチュアの強さと層の厚さを存分に示した点。なお12月7日に昨年から今年の西日本GPに出場経験を持つアマチュア選手のみでハワイ旅行争奪戦となるトーナメントの開催が決定している。こちらも激戦必至で、今から楽しみな状況だ。

前名人・和田も健闘が光った

注目されていた西日本ランキングのトップ3に関しては、前戦終了時点と体形変わらずフィニッシュに。一昨日の記事にも記したが、東日本が栗林達、土方隼斗、赤狩山幸男。これに対して西は大井、竹中、川端。この6名を軸に形成される今年のチームニッポン。その真価が問われるのは今月下旬に開催される『全日本ポケットビリヤード選手権大会』だ。海外から来襲する多数の強豪を迎え撃つ姿に期待したい。

アマチュアとして愛知の意地を見せた島田

なお試合の画像はfacebook（www.facebook.com/billiardcues）に。また準決勝と決勝の映像はCBNTで後日放送予定なので、ぜひお楽しみいただきたい。

Akira TAKATA