西日本グランプリ第5戦
一足先に2014東日本のランキングが決まり、栗林達、土方隼斗、赤狩山幸男という豪華なメンバーがトップ3として表彰された。これに対して西日本のランキングは今週末に名古屋市の『サンポピア』(予選は他会場併用)において開催される『西日本グランプリ第5戦』で決定する。開催直前にあたり、現時点での順位とここまでの戦績を振り返ってみよう。
第1戦、第4戦優勝の大井直幸
首位は4戦2勝の
大井直幸が700ポイント(pt)。そこに60pt差で優勝1度に加え準優勝2回の
竹中寛が次点につける。その後ろには第2戦で優勝した
川端聡がいる。そして前回優勝シードの大井が最低でもベスト16のポイント(100pt)を確定させていることから、最終戦で逆転首位を狙えるのは竹中ただ1人という状況になっている。
第2戦優勝の川端聡
次に川端の後ろにつける面々を見てみると、4位タイで
田中雅明と今年のグランプリでハイアベレージを残す
佐藤正行が並ぶ。以降は僅差で
福本宇太郎、
鎌田充昭、
山川英樹、
杉原匡、
倉内秀介が続いてトップ10入りを果たしている。このあたりの順位は、後続の選手を含めて、今週末の結果によって大きく入れ替わる可能性を残す状況だ。
第3戦優勝の竹中寛
話をトップ争いに戻すと、竹中が逆転するためには、決勝戦進出がマストとなっている。そして大井がベスト8以上に進むと竹中は自身の優勝が条件となり、決勝で前戦カード(大井vs竹中)が実現した場合、竹中が勝つと同ポイントで並ぶこととなる。もちろん、他のプレイヤーが黙って2人の躍進を眺めていることはないだろう。初優勝が現実味を帯びてきたプロも多い。
そして余談になるが、東西グランプリの認知度が浸透した今、各上位4名や8名といった枠で日本グランプリが開催されて、その場で年間ランキングが決定するようになれば、ファンも更に盛り上がることができるのではないだろうか......というのは昨日までのプロ野球日本シリーズを見ての独り言。
2014年シーズン。東の栗林、西の誰となるのか? 決戦は今週の日曜日。西日本の2大エンターティナーが激突する。
Akira TAKATA