2014 女子ナインボール世界選手権
劉莎莎、地元中国で5年振りの世界チャンピオンに!
10月18日(土)、中国・桂林で開催された『女子ナインボール世界選手権』が最終日を迎え、陳思明(中国)との決勝戦を制した劉莎莎(中国)が2009年以来2度目の世界チャンピオンとなった。
ベスト4に残っていたのは、劉莎莎、陳思明に加えてキム・ガヨン(韓国)、譚禾耘(台湾)と東アジア勢の4選手となった。この準決勝、劉がキム・ガヨンを9-7と下して世界チャンピオン経験者対決を制し、もう一方では陳が9-5で勝ち上がった。
陳思明、惜しくも敗れて準優勝
決勝戦は中国対決となった。劉は16歳で世界チャンピオンになり、昨年も『チャイナオープン』を制覇するなどの実績を数多く残している。一方陳も16歳にしてチャイナオープンを制し、2011年には『全日本選手権』も制していることで日本のビリヤードファンにも馴染みがあるだろう。そして2人は共に1993年生まれの同世代だ。
この対決をヒルヒルの末に9-8と劉が勝利を収めて5年振りの世界制覇となった。これで女子世界チャンピオンの座にはこの10年の内6度中国勢が座ったことになる。この結果を受けて発表された女子世界ランキングも1位韓雨、2位陳思明、3位劉莎莎と中国勢がトップ3を独占だ。
日本人最高位は梶谷景美の9位タイ
また、日本人選手の結果は最高位が梶谷景美の9位タイ、河原千尋と野内麻聖美が17位タイ、栗林美幸が予選敗退となっている。最強中国世代の牙城を来年こそは彼女達が崩すことを日本のビリヤードファンとしては期待したいところだ。
写真提供/WPA