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過去のニュース(2014年)

2014.10.12 トーナメント

男子は大井直幸が4度目、女子は野内麻聖美が初優勝!

第28回北陸オープン

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14年の北陸覇者は大井直幸と野内麻聖美!

大型台風、19号の接近を前に石川県白山市で開催された『第28回北陸オープン』。その決勝ラウンドが12日(日)に『グランドホテル白山』特設会場で行われた。男子はベスト16から(テンボール)。女子はベスト8から(ナインボール)。

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舞台は『グランドホテル白山』特設会場

昨年度の男女の部の覇者である北谷好宏呉芷婷(台湾)は、前日予選をしっかりと通過して特設会場入りしたが、ともに初戦で北谷は嶋野聖大に、呉は野内麻聖美に破れ、連覇の夢は潰えた。優勝経験者といえど、日本最高峰のメンバーが結集する本大会を勝ち抜くのは至難の業だ。

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2度目の優勝を狙った曽根恭子

女子の部はその野内が気を吐いていた。呉を1点に押さえて4強に進出すると、続いて地元北陸の藤井寛美も1点に押さえてファイナルへ。最後は本大会のファーストクィーン(第11回大会覇者)である曽根恭子と激突。昨今好調を維持している曽根は、初戦から新保まり子高木まき子という巧者を倒してきており、2度目の戴冠に向けて意気揚々。

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野内麻聖美は北陸初優勝となった

野内と曽根、この2人のファイナルは互いに譲らぬ一進一退の攻防の末に、最後は曽根の5番ミスを受けて、丁寧に取り切りを決めた野内が7-5で大会初優勝を飾った。今週、中国で行われる『女子ナインボール世界選手権』に向けて最高の状態に仕上がった。

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準決勝で栗林達を退けて羅立文がファイナルに進んだ

男子の部では、福井育ちの日本トップランカー、栗林達と、本大会で過去3勝を挙げている快速ランアウトプレイヤー、大井直幸に視線が集まっていた。栗林は初戦で難敵の浦岡隆志を、続けてベスト8で塙圭介を退ける。準決勝の相手は何度も死闘を演じてきている羅立文。この試合は中盤の競り合いを経て、栗林の2番セーフティミスをきっかけに、羅がさすがの精密技巧で一気に抜き去って8-5で勝利した。9月の『東海グランプリ』覇者である羅、本当に隙がない。

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一気に羅を抜きさって大井直幸が4度目の優勝を果たした

反対の山からはやはり大井が、水下広之川端聡田中雅明と華麗に連破してファイナルへ。今回は選手入場時に皆が期待する得意のパフォーマンスは封印してプレーに集中。ブレイクが決まれば高確率でスピーディにマスワリを決める大井のプレーはいつでもギャラリーの嘆息を誘う。大井と羅、9月の東海グランプリ準決勝では羅に軍配が上がったこの対決、今回は大井がスタートダッシュに成功、一気に6-0とする。ここから羅が粘って3-6に。しかし、最後は大井が羅のブレイクスクラッチから取り切り、マスワリを決めて8-3で勝負あり。見事に4度目の戴冠を決めた。

グランドホテル白山では最後まで多くのギャラリーが試合観戦を楽しんでいた。この特設会場は明るく広く見やすくと、観戦に格好の条件が揃っている。そして、ここに参集したどの選手も、来月の大一番、『全日本選手権』を目標にコンディションを仕上げていっていることが如実に窺える、実り多き「秋の北陸決戦」だった。

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