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2014.10.14 トーナメント

鈴木謙吾、大会初の3連覇!

第27回全関東学生ナインボール選手権大会

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鈴木謙吾が大会史上初の3連覇を達成

10月12日(日)、東京都渋谷区の『CUE』にて『第27回全関東学生ナインボール選手権大会』が開催された。これは関東甲信越地区に在住・在学の学生を対象とした大会で、中学生から大学生までの男女が参戦した。

フォーマットは予選が4ゲーム先取のダブル・イリミネーション、決勝トーナメントがベスト4より4ゲーム先取のシングル・イリミネーションとなっている。また、全ての試合でセルフラック、交互ブレイクだ。参加選手のレベルはC級からA級まで様々だったが、いずれの選手も真剣な眼差しと試合にかける意気込みは一様であった。

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無傷で予選を勝ち上がった林武志

予選を勝者側から一番に勝ち抜いたのは大学生プレイヤー達を相手に無傷で勝ち上がった林武志(神奈川県三浦市立三崎中学校)。準決勝の相手は一昨年、昨年と今大会2連覇中の鈴木謙吾(慶応義塾大学)だ。この試合、林は強気なプレーで中学生らしからぬ非常に高い技術を見せたが学生タイトル保持者には一歩及ばず、鈴木が4-1と勝ち上がった。

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相澤朋希、決勝戦まであと一歩及ばずに3位タイ

もう一方の準決勝は8月に行われた『第1回日本学生ナインボール選手権』で3位タイに入った上田哲太郎(日本大学)と今大会予選で鈴木に勝利している相澤朋希(早稲田大学)の対戦となった。両選手ともに実力は高く、なおかつ拮抗していた。結果は3-3のヒルヒルにまで至った第7ゲームを上田が取り、ファイナルへと駒を進めた。

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ファイナルではチャンピオンをあと少しのところまで追い込んだ上田哲太郎

決勝戦は鈴木が先行して3-1とリーチをかけるものの、上田がすかさず食らい付いていき第6ゲームでは難しい9番を見事に沈めて3-3と追い付いた。鈴木は最終ゲーム、ブレイクから難しい配置を華麗に取り切るマスワリで締め括り、大会初の大会3連覇を達成した。

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苦しい試合をいくつもこなしながら見事に3連覇を成し遂げた鈴木謙吾

鈴木は東京・自由が丘の『ビリヤードニュー文化』で高校生の時にビリヤードを始めると徐々に頭角を現していき、今大会の他にも『学校対抗ナインボール選手権大会』優勝を果たすなど学生界のトッププレイヤーの1人となっている。現在はニュー文化と神奈川県川崎市の『ビリヤードスミヨシ』でアルバイトをしつつ実力を磨いている。今後の目標は「在学中に全国タイトルを獲ること」と話しており、未来のトッププレイヤーに要注目だ。

非常に熱い試合がいくつも繰り広げられた今大会ではあるが、参加者数は年々減少している。その一方で、初めての公式戦参加という選手もおり、このような学生プレイヤーが来年にはもっと増えて若い世代からビリヤード界がさらに活性化していくことを期待したい。