第5回世界レディーススリークッション選手権
現世界女王・東内那津未
10月24日から26日(金-日)にかけて、トルコのスィノプで『第5回世界レディーススリークッション選手権』が開催される。この大会は元々、10月15日〜19日にかけてギリシャ・アテネで開催される予定であった大会だが、その後の詳細が発表されず開催が危ぶまれていたところに、後日日程、開催地の変更のアナウンスの基に開催に至った。
晴れて出場権を手にした過去3度優勝の肥田緒里恵
当初、国内からの参戦プレイヤーとしては第4回大会優勝の東内那津未と、『第21回全日本女子スリークッション選手権』(世界選手権代表選考会も兼ねていた)優勝の西本優子にその枠が振り当てられていたが、そこに世界レディーススリークッション選手権で過去3度優勝の肥田緒里恵の名前はなく、各国の選手のエントリー状況次第で出場の機会が巡ってくる次点として控えていた。
前回大会準優勝、そして今年の全日本優勝の西本優子
しかし、先日日本プロビリヤード連盟(JPBF)より晴れて肥田の出場が発表されている。結果として、名実ともに日本最強の女子メンバーが出場可能となった。肥田の3回に東内の1回と全4回の開催の全てで優勝者を輩出してきた日本。今回参戦する西本にしても、前回大会の準優勝という遜色のない実力者。この面子で臨むとなれば、国内にトロフィーを保持することも現実的な目標と言って差し支えないだろう。
ビリヤード界全体を見渡すと、世界の強豪が日本に集まるポケットビリヤードの『全日本選手権』やスヌーカーのアマチュア選手達の世界戦『2014 IBSF世界選手権』(IBSF World Snooker Championship)が11月には控えており、これから2ヶ月は世界のビリヤードが加熱すること必至だ。