第26回サマーカップ関東BC級戦(季節杯)
朝の渋谷『CUE』。受付は大混雑する中SPAの連盟員が活躍
8月31日(日)、東京都渋谷区の『CUE』にて『第26回サマーカップ関東BC級戦(季節杯)』が開催された。会場には212名のアマチュアプレイヤーが駆け付け、広大なビリヤードスペースを誇る同会場が受付開始となる午前9時半から大賑わいとなる。
埼玉ポケットビリヤード連盟(SPA)の面々が大会の運営を取り仕切る中、受付をはじめとする一連の仕切りは速やか行われ、所定の10時頃にはアマチュアポケットビリヤード連盟(JAPA)理事長・中野敏雄氏の開会の挨拶とともに試合の火蓋が切って落とされる。
朝の渋谷『CUE』。受付は大混雑する中SPAの連盟員の方々が活躍
関東近郊から集まったプレイヤー達は、予選をダブル・イリミネーションの3ゲーム先取、128名からなる決勝トーナメントからは4ゲーム先取のシングルマッチを戦う。特にショートマッチという「何が起きてもおかしくない」スリリングな緊張感満載のフォーマットを戦う選手達の表情は真剣そのもの。そんな中212名の頂点を争ったのは、田村繁之選手(MARS)と佐藤洋介選手(カリフォルニア)で、これを4-2と制してた田村選手が見事に優勝した。
左から優勝の田村選手、準優勝の佐藤選手
試合の合間には、プレイヤー達が仲間と試合の反省点や時には笑い話も交え、自分のパフォーマンスを振り返る。同じ所属店のプレイヤーを試合を観戦し、アドバイスを送る姿も。各々が公式戦ならではの貴重な経験値を得ていたということがその表情に現れていた。
そして、この大会には本誌で講評連載中の俳優・金子昇さんも参戦。その模様については10月4日(木)発売の『CUE'S11月号』にてお伝えするのでお楽しみに。
3位タイの還暦プレイヤー・佐生選手。右写真はCUE9月号から
なお、この大会で優勝とはならなかったものの、3位タイまで昇り詰めた佐生雅彦選手(セスパ東尾宮)は、9月号の特集内で編集部が用意した「ビリヤードの一番好きなところは?」という質問に、ホワイトボードに答えを書いてもらうという企画で、上位入賞者写真と同じ構図で登場していた人物。答えには「"ぼけ防止" 還暦プレイヤー」と記されていた。
佐生選手の他にも今回、参加者の中に多くの女性プレイヤー、高齢プレイヤーが見受けられ、ビリヤードは老若男女が親しめる競技であると改めて感じられた。次の季節杯は11月23日(日)に同会場にて開催される『第25回オータムカップ関東BC級戦』。関東圏のプレイヤーは、自分の腕を試してみてはいかがだろう。