JPBA2014年ランキング
2014年ランキング、現在トップは竹中寛
2014年の9試合あるJPBA全国ポイント対象試合も8月30〜31日(土・日)に開催される『第12回兵庫オープン』で6戦目となる。11月の『第47回全日本選手権』に向けていよいよクライマックスに近付こうとしており、年間ランキング争いにも注目度が高まってきた。
土方隼斗、今年も強さを見せ現在2位
まず、2014年の第1戦となる1月の『第25回関西オープン』は昨年のMVP男、土方隼斗がその好調を維持して優勝を攫った。ラミル・ガレゴ(フィリピン)を相手に関西オープンを2連覇、今年の更なる活躍も予見させる見事な勝利だった。2014年の試合のみで集計される統一ランキングでも2位をキープしている。
「手球職人」田中雅明はローテーションで優勝
第2戦はローテーションが種目となっている3月の『第64回全日本ポケットビリヤード選手権大会』。こちらは昨年のランキング3位の田中雅明がタイトルを奪取した。田中は今年の統一ランキングは4位に付けている。
北海道で初のオープン戦優勝の浦岡隆志
3つ目の試合は4月に行われた『第26回北海道オープン』だ。こちらはどちらが勝っても初の全国オープン優勝となるファイナルを照屋勝司と争った浦岡隆志が勝利を収める。浦岡は2009年以来5年振りのランキングトップ10入りを狙える位置に付けている(13位)。
吉岡正登、初の全国オープン制覇は全日本タイトルだ
そして6月の『第42回全日本オープン14-1選手権大会』では吉岡正登が浦岡に続いて初の全国オープン戦奪取となった。昨年はレッスンスクール、『POOL STUDIO』での活動を優先していたが、今年は全国ツアーに復帰して早々の優勝。統一ランキングは12位と更に上位も狙える位置だ。
ジャパンオープン、日本人最高位は早瀬優治(左)と青木亮二(右)の3位となった
7月の『第27回ジャパンオープン』はアントニオ・リニング(フィリピン)の優勝で幕を閉じたが、青木亮二、早瀬優治の2名が日本人最高位の3位タイに入る活躍を見せた。青木は現在20位だが、昨年までの実績を考えると後半戦にかけて更に大きく順位を上げることも予想できるだろう。26位に付ける早瀬は今年は先述の全日本オープン14-1選手権大会に加え、『東日本グランプリ第3戦』と2度の準優勝を獲得するなど今年は非常に好調だ。
東日本グランプリで3連族優勝を収めた栗林達、全国ランキングでもさらに上位を伺う
ここまで全国オープンでの優勝はないものの上位に付けるプレイヤーも複数いる。『西日本グランプリ第3戦』優勝をはじめ、今年の全ランキング対象試合で上位に付ける活躍を見せる竹中寛が現在の統一ランキング1位だ。2012年ランキング1位の大井直幸は土方と並んで2位。
他にも昨年のランキング上位プレイヤーの多くが順当にトップ10入りしている。しかしながらその差は僅かで、1大会であっという間に大きく順位が大きく入れ替わるほどの差ばかりだ。兵庫オープンを終えれば9月の『第19回東海グランプリ』、10月『第28回北陸オープン』、そして11月の全日本選手権と重要な試合が続いていく。
現在の順位をトップが守り切るのか、それとも下位の選手達が活躍を見せてランキングを大きく塗り替えるのか。ビリヤードファンは今後の試合も要注目である。
・2014年統一ランキング(集計期間2014年1月〜7月)
1位 竹中寛 1440P
2位 土方隼斗 1390P
3位 大井直幸 1390P
4位 田中雅明 1350P
5位 羅立文 1320P
6位 栗林達 1310P
7位 赤狩山幸男 1300P
8位 川端聡 1290P
9位 杉原匡 1210P
10位 塙圭介 1200P