SUMMER BILLIARDS PARTY
お盆休みの最終日となった8月17日(日)、東京・渋谷の『バネバグース宮益坂店』を会場に『SUMMER BILLIARDS PARTY』が開催された。このビリヤードイベントは、JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)とJPBA公認の女子プロファンクラブである『Q-CLUB』との協力態勢の下、首都圏を中心に大規模ビリヤード場を多数展開する(株)バグースが主催。トッププロ8名が参加して優勝を争う『リングゲーム』をメインに、女子プロ達とのペアマッチなど、ビリヤードファンが観て、撞いて、さらにプロ達との交流を存分に楽しむ一日となった。
会場となった『バネバグース宮益坂店』。テーブルが設置された吹き抜けスペースを持つオシャレな空間だ
正午にスタートした『SUMMER BILLIARDS PARTY』は、バグース所属でこのイベントの企画者でもある
西尾祐プロと、艶やかな浴衣姿で登場した
中島美秀の両プロによる進行で選手紹介、組み合わせ抽選などが行われた後、まずはバグース自慢の料理とドリンクが用意された会場内で、ビュッフェスタイルでのプロ達とファンの交流タイム。
イベントはまず、ビュッフェスタイルの交流タイムからスタート
リングゲームに出場する、
赤狩山幸男、
土方隼斗、
栗林達、
塙圭介、
水下広之、
梶谷景美、
曽根恭子、
栗林美幸の招待選手はもちろん、
北山亜紀子、
工藤孝代、
小野田典子、
井上麻衣子、
安部五月、二瓶めぐみといった女子プロ陣、この日レフェリーとスコアを担当した
川本比呂志、
渡辺剛史、さらにイベントでキュー切れショーを披露する湯山功プロも含めて、パーティタイムはプロもファンも笑顔が絶えない貴重で楽しい一時となっていた。
メインの「リングゲーム」は多人数撞きならではのスリリングな展開となった
会場の雰囲気が解れてきたところで、メインイベントのリングゲーム開始の時間となり、赤狩山、栗林、水下、曽根の4人が戦うGROUP1の試合がスタート。今回のテンボールリングゲームは各プレイヤーが持ち点1000点でスタートし、ゲームボールをポケットしてラックの勝者となったプレイヤーが、ラック毎に設定された獲得ポイントを他のプレイヤーから奪うというもの。ラックを重ねながら持ち点がなくなったプレイヤーから脱落していき、生き残ったプレイヤーが勝者となるというルールだ。
この日は6名の女子プロも参加してペアマッチでファンと交流
このGROUP1からは、栗林と一発逆転で赤狩山と水下を持ち点0に追いやった曽根の2人が決勝へ。そして、土方、塙、梶谷、栗林が戦ったGROUP2からは、土方と梶谷が生き残りに成功して決勝へ進出した。その一方、予選が戦われている間も、Q-CLUB「ファン感謝イベント」の協力プロとして参加した6人の女子プロ達は、ファンとキューを交えながら交流を深めるペアマッチでイベントに華を添えていた。さらに思い思いにイベントを楽しむ参加者達の視線を釘付けにしたのが、決勝の前に行われた湯山プロによる「キュー切れショー」。今回は引き球を中心にして、イベント参加プロからも思わず声が上がるほどのショットの数々が披露された(キュー切れショーの模様は10月4日発売のCUE'S11月号DVD付録にて紹介予定です)。
リングゲームの入賞者。左から3位・梶谷、準優勝・土方、優勝・栗林、4位・曽根
イベントのクライマックスとなった決勝戦では、土方、栗林、梶谷、曽根と男女2人ずつのトッププロが、セーフティなし、全てが攻めのショットという、わかりやすくて派手でスピーディなビリヤードを展開。通常のトーナメントでは見る事のできないプロならではのスーパーショットの連続の末に、土方との一騎打ちを制した栗林が優勝。イベントの締めを飾るにふさわしいトッププロのパフォーマンスに、一日を楽しみ切ったファン達も大満足の様子であった(リングゲーム決勝の模様は
CBNTにて配信予定です)。
イベントを作り上げた19名のプロ達
今回、久々にトーナメント参加型ではなく、観戦型のビリヤードイベントを開催したバグース。表彰式で挨拶に立った西尾プロによれば、今後もビリヤードの楽しさをより多くの人々に感じてもらうためのイベントを展開していきたいとのことだ。ビリヤード場と総勢19名のプロプレイヤー、そして公式ファンクラブとのコラボレーションによって実現した『SUMMER BILLIARDS PARTY』。ビリヤードの魅力をさらに幅広い層に伝える次のパーティタイムを期待して待ちたい(イベントのフォトギャラリーは
コチラからご覧下さい)。