東日本グランプリ第6戦
8月9日〜10日(土・日)に東京都豊島区の『ビリヤード・ロサ』を決勝会場に開催される『東日本グランプリ第6戦』。JPBAのランキング対象公式戦(東G3)としてだけでなく、年間7戦を行い独自のMVPを決定するこの戦いも、残すところ今大会を含めて2戦となった。
決勝会場は東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』
第5戦終了時点までのグランプリランキングは、第3戦〜第5戦で3連続優勝を果たした
栗林達(900ポイント)が、2位の
赤狩山幸男(700ポイント)を大きく引き離してトップを快走中。栗林の第6戦には東日本グランプリ初の4連続優勝がかかっており、前戦優勝シードとして決勝日のベスト16戦から登場するその戦いぶりは要注目だ。
現在のグランプリランキングトップは栗林達
もちろん、第1戦優勝の赤狩山、第2戦優勝の
羅立文を始めとして、栗林の独走にストップをかけるべく虎視眈々とタイトルを狙うプレイヤーも数多い。6月の『全日本オープン14-1選手権』で準優勝、7月の『ジャパンオープン』でも日本勢最高位の3位タイとなった今季好調の
早瀬優治、第5戦の決勝で栗林に敗れ、今年初勝利を阻まれた昨年のJPBA男子MVPの
土方隼斗、さらには、今年のグランプリで決勝を戦っている、
照屋勝司、
山本久司、
水下広之なども有力な優勝候補と言えるだろう。
第1戦に優勝した赤狩山幸男がランキング2位
だが、栗林の他、スポンサーシードの松村浩道、北海道代表・矢後満、東北代表・
鎌田啓之を除いたプレイヤーは皆、ここ数戦キャンセル待ちが多数出るなど、エントリー数も増加している、9日の前日予選を勝ち抜くことがひとまずの目標となる。『ビリヤード・ロサ』を含め東京・神奈川の5会場で行われる9ゲーム先取、シングル・イリミネーションのサバイバル戦もまた、激しい戦いとなるはずだ。
好調の早瀬優治は今季初優勝を狙う
第4戦、第5戦とナインボールが続いた東日本グランプリだが、第6戦がテンボールで戦われることも大きな見所の一つ。ダイナミックかつスリリングなナインボールとはまた違ったゲーム性はもちろん、例えば、近年テンボールの勝負を分ける大きなポイントとなっており、トッププレイヤーそれぞれが研究を重ねているブレイクショットに注目してみるのも通な観戦法かもしれない。
第6戦の開催店シードは同店所属の松村浩道
10日の決勝日の観戦料は、前売り:1,500円、当日:2,000円。前売りチケットについては、9日の営業終了時刻まで、開催店である『ビリヤード・ロサ』にて販売されている。真夏の東日本グランプリ、ビリヤードファンならずとも、目の前で展開するであろう世界レベルの熱い闘いを見逃す手はない。