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全日本女子プロツアー第3戦

8月9日(土)と10日(日)にかけて、神奈川県の湘南エリアにあるビリヤード場を会場に『全日本女子プロツアー第3戦』が開催される。10日の決勝会場は平塚市の『Billiards Amigo』だ(予選は『Liberty Port Space』[高座郡]、『Cafe 211 Club』、『gail』[ともに茅ヶ崎市]、『ノテウ』[平塚市])。

通常ではこの全日本女子プロツアーには、大会名の後に「in ○○○」と決勝日の会場の名前が冠されているのだが、今回は予選を含めた開催エリアの名称となっているのが面白い。従って、土曜日の予選は会場をはしごして観て回ることも可能だ。

河原千尋、女子プロツアー全勝となるか!?

さて、今シーズンの過去2戦に目を移すと、ここまで河原千尋が工藤孝代(第1戦)、栗林美幸(第2戦)を決勝でそれぞれ破って連覇中。このツアー最終戦に勝利すれば全勝という栄誉を得ることができる。

河原と共に今季をリードする栗林美幸

そしてここまで、国内女子の大会は河原と栗林がそれぞれ2勝(栗林は『関西レディースオープン』、『大阪クイーンズオープン』で優勝)という状況にあり、14年シーズンの中盤・後半戦のテーマは「STOP THE 河原&栗林」と言ったところ。

先日行われたビッグマッチ・『ジャパンオープン』のタイトルは台湾に流れてしまった(優勝は呉芷婷)。かく言う2人もその際には予選終盤で苦汁をなめ、決勝日に残ることはできていない。それだけに、後半戦への再飛躍のための試合としたいという想いは強いはず。

ジャパンオープンでは日本人プロ最高位(3位タイ)となった夕川景子

この大会は2人に限らず女子プロ全体として、台湾の18歳の若手にビッグタイトルを持ち去られたというネガティブな要素を払拭するための、更には日本女子のプライドを魅せるための重要な1戦となることだろう。これから女子プロシーンは、11月末の大舞台・『全日本選手権』まで月１回ペースで試合が続いていく。