第22回オールジャパンサマーカップ
会場の『高井田ビリヤード』
8月3日(日)に大阪の『高井田ビリヤード』(予選は他複数店舗併用)で開催された『オールジャパンサマーカップ』は、関西圏を中心に254名の参加者を迎えて盛大に執り行われた。なお本戦会場に集結したベスト16のメンバーは、大阪9、京都4、そして兵庫、奈良、和歌山が各1という布陣に。
今大会には254名のB級プレイヤーが参加した
この大会の出場資格は『B級以下のプレイヤーであること』。ちょうど発売中の『CUE'S9月号』の特集とシンクロするところで、誌面と同様にビリヤードを楽しむ姿を多く見かける1日となった。この日、高井田会場で撮影した画像をのべ150枚、facebookページにアップ済みなので、ぜひご覧いただきたい。
そして試合の方は、所属する『POOL STUDIO』(大阪のビリヤードスクール)の先生である吉岡正登プロ(JPBA)が応援に駆け付けて奮起したか、山中一起がベスト16から兵庫(酒井勇治)、京都(四方規之)、大阪(布川明子)の強豪を相手に互角の戦いを勝ち上がってファイナルへ。もう一方の山からは、『SOHO』(和歌山)に所属する上中竜也が同じく大阪(濱中智紀)、京都(伊藤伸一)、奈良(横山聖)のこちらも猛者たちを押し切って決勝へと進んだ。
運営を担当した川端聡プロ
この日、運営には主催するJPBAが当たったが、その中の1人として大会を盛り上げた川端聡プロも最後まで会場に残って決勝戦を見守った。山中と上中はタイプが異なる選手だけに、「どんな勝負になるのか楽しみですね」と、プロとしても勝負の行方に注目していた様子。4ゲーム先取のこの試合、3-2と先に王手をかけたのは上中だったが、ゲームボールを沈めるも手球がまさかのスクラッチとなり1先の決戦に。
大熱戦となった山中vs上中のファイナル
さらに最終ラックも上中がスーパーショットを披露するも、7番を決めたところで無情のスクラッチを喫してしまい、残り2球を慎重に沈めた山中が地元で先生が見守る前で嬉しい優勝を飾った。表彰式では上位入賞の4名が大きな拍手を受け、同会場の運営を務めた大江明プロから健闘を讃える言葉が出場者、協賛各社への謝辞とともに贈られた。
優勝した山中選手(左)と吉岡プロ(右)
終了後は入賞者の撮影を行い、その後には応援団との記念撮影も。優勝した山中以上に笑顔を咲かせた吉岡プロや、準優勝の上中を最後まで応援した和歌山のメンバーたちの元気な様子も収めているので、ぜひそちらもチェックして、真夏に行われた大会の爽やかなノーサイドの様子を感じていただければ幸いだ。
Akira TAKATA