第27回ジャパンオープン
熱戦が繰り広げられた男子ベスト16戦
東京・竹芝の『ニューピアホール』特設会場を舞台に開幕した『第27回ジャパンオープン』の最終日。まずは午前10時より男子テンボールの部のベスト16戦が行われた。一斉ブレイクでスタートしたこの回転は、その全てがファイナルと言っても良いほどの見所たっぷりのカードばかり。
大井直幸を下したロドニー・モリス
その中でベスト8一番乗りを決めたのがアメリカから参戦のロドニー・モリス。大井直幸との対戦となったモリスは序盤の競り合いから抜け出すと、一気に9-3として、"ロケット"のニックネーム通りのプレーでギャラリーにため息をつかせた
コルテッザも栗林達を下してベスト8へ
世界選手権で日本人最高位の9位タイ、また東日本グランプリでも現在3連勝中と今最も乗っている栗林達は、昨年の今大会準優勝のリー・バン・コルテッザ(フィリピン)と対戦。中盤まで競り合う流れだったが、昨年のリベンジを狙うコルテッザが6-4から栗林に1点も与えることなくフィニッシュして、その強さを見せ付けた。
青木亮二が日本勢一番乗りベスト8進出
日本勢の対決となったテーブルは、川端聡vs青木亮二、早瀬優治vs北谷好宏、赤狩山幸男vs塙圭介、竹中寛vs岩瀬賢吾、田中雅明vs杉原匡の5カード。この中からはまず青木が9-4で川端を下してベスト8へ。その後、竹中が岩瀬を9-5、塙が赤狩山を9-7、早瀬が北谷を9-6で倒す。
ニューピア初登場となった早瀬は北谷を下す
残る2テーブル、田中vs杉原、羅立文vsアントニオ・リニング(フィリピン)は共に終盤まで競り合う大熱戦となり、田中が杉原にヒルヒル9-8で逆転勝利。さらにこちらもヒルヒルとなった羅とリニングのゲームも、最後の最後まで行き詰まる展開となったが、羅のファウルでチャンスを得たリニングが、観客が固唾を飲んで見守る中できっちりとランアウト。ベスト8最後の切符を手に入れた。
田中雅明は2時間の激闘を制して勝ち上がり
そして現在、男子テンボール、女子ナインボール共に準々決勝が進行中だ(対戦カードは以下の通り)。
■男子ベスト8
青木亮二 vs リー・バン・コルテッザ(フィリピン)
田中雅明 vs ロドニー・モリス(アメリカ)
塙圭介 vs アントニオ・リニング(フィリピン)
竹中寛 vs 早瀬優治
■女子ベスト8
Li, Pei Rong(台湾) vs 呉芷婷(台湾)
工藤孝代 vs 和泉早衣子
野内麻聖美 vs 李佳
Hsieh Yo-Wen(台湾) vs 夕川景子