使用するテーブルが4台のみとなり、立ち見客がより近くに
セミ・ファイナルも一斉ブレイクでスタート。青木のブレイク、良いです
「体力なさすぎですよ(苦笑)。コルテッザ戦(ベスト8)で使い切ったのかな。体力と集中力と。もうしんどかったです。トーナメントを勝つってホント並大抵のことじゃないですね。もっと声援に応えたかったんですが......」(青木)
同じく男子の早瀬優治vsA・リニング戦は、早瀬が4-0とスタートダッシュに成功。しかし、1発のミスで展開がガラリと変わります。そこから試合巧者・リニングの面目躍如という展開で9-5の逆転勝利。早瀬は好調時のサインである跳ね踊るようなアクションも出ていたのですが、アマ時代以来の特設の旅はここまでとなりました。
女子のセミ・ファイナル、李佳vs夕川景子というJPBA対決は、中盤に李佳が抜け出し大きくリードを保ったまま進みます。本大会で優勝経験のある夕川の逆襲に期待がかかりましたが、糸口が掴めないまま終盤へ。3-7で迎えた第11ゲームで、夕川の撞いた8番がカタカタ! 李佳が8-3でファイナル進出を決めました。
その横では、静岡が誇るトップアマ、和泉早衣子が台湾の呉芷婷を相手に一進一退の攻防を繰り広げ、一時は6-4とリード。その技量と落ち着いた佇まいに会場中の視線と声援が集まりました。しかし、昨年の『北陸オープン』覇者でもある呉は、苦しい展開でも腐らず懸命に追い上げて7-6で逆転リーチ。続く第14ゲーム、和泉に取り切りのラストチャンスが回って来ましたが、なんと夕川と同じく8番がカタカタ! 台湾の10代トップ選手である呉が、初めてジャパンオープンのファイナルに挑むことになりました。
ファイナルカードは男子がモリスvsリニング。女子が李佳vsウー。昨年に続く日本勢優勝の夢は惜しくも潰えてしまいましたが、この面々であれば、最後までハイレベルなパフォーマンスが期待できますね。ジャパンオープンも残すはファイナルのみ!