男子ナインボール世界選手権
今年のナインボール世界王者はニールス・フェイエン
6月16日〜27日の11日間に渡ってカタール・ドーハで開催されていた『男子ナインボール世界選手権』が最終日を迎え、オランダのニールス・フェイエンがオーストリアのアルビン・オーシャンを13-10で下して初優勝を飾った。
準優勝のアルビン・オーシャン
準決勝の2試合からスタートしたこの日、フェイエンはステージ1から勝ち上がり、ベスト32戦では土方隼斗を破っているフィリピンのエルマール・ハヤと対戦。この戦いを11-7で制して自身初となるナインボール世界選手権の決勝に進出。もう一つの準決勝では、オーシャンが台湾の張玉龍との戦いに11-7で勝利し、こちらも初の決勝に臨む事となった。
どちらが勝っても初戴冠となる決勝戦、13ゲーム先取となったこのゲームは、序盤3-1とオーシャンがリードを取る展開となったが、徐々に自分のペースを取り戻してきたフェイエンが5-5のタイにスコアを戻す。そして中盤以降も競り合いながら終始リードを保ったフェイエンが12-10で迎えた第23ゲーム。オーシャンのファウルからフリーボールを手にしたフェイエンがキッチリとラストナインを沈め、見事にナインボールでは初、2008年に手にした14-1に続く2つめの世界選手権タイトルを獲得した。
なお、今大会に参戦していた有田秀彰プロによる、決勝戦の模様も含めた現地からの大会最終日レポートも、改めて後日にお届けする予定だ。
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