有田ビリヤードスクール メンタルカウンセリングコース
『有田ビリヤードスクール』講師の香川貴俊プロ、通常のレッスン風景
試合を体験したことのあるプレイヤーならば誰もがメンタルの重要性を痛感したことがあるだろう。いくらビリヤード台の上で練習を積んだとしてもメンタルの強化には不十分だろう。緊張、プレッシャー、アガリ......どれも技術とは離れたところでミスに直結してしまう要因だ。
しかしながら、「メンタルを鍛える」ためになにをすれば良いのか、一般のプレイヤーには判然としないだろう。『有田ビリヤードスクール』では『メンタルカウンセリングコース』というものが5月よりスタートした。プレイヤー要注目のこのレッスンについて実際に同コースの担当講師である香川貴俊プロに話を伺ってきた。
香川プロはプロ入り2年目から脳の専門家によるアスリート向けメンタルカウンセリングを3年間受け続けた自らの経験を基に、このレッスンを開始した。メンタルのレッスン......果たしてどのような内容なのだろうか。
試合と練習のパフォーマンスのギャップに悩み、メンタルトレーニングを始めた香川プロ
「このコースでは一切球は撞きません」と香川プロ。生徒と講師である香川プロがイスに座って1対1で向き合い、生徒の悩みを聞いていくことで進んでいく。こういうと悩み相談のようであるが全くそうではない。香川プロが学んできたメンタルの知識を活かして、試合での緊張感やアガリを軽減する方法を提示するというのがこのコースの主な内容だ。
試合の決勝戦のような大事な場面で、心拍数が上がり、手が汗で湿り、視界は狭くなるといったような経験をしたことはないだろうか。少なくとも緊迫した場面で、練習ではしないようなミスを試合ですることはよくあることだ。そんな精神的な揺らぎをミスに繋げないためのメソッドを提示してくれるのがこのレッスンである。
香川プロは『キャノンボール大森店』にてこのカウンセリングを行っている
「緊張感のある場面で、『緊張しない様にしよう』と自分に言い聞かせたところで緊張しなくなる訳がないです。もっと他の方法、しかも『100%できること』の中で緊張を軽減するための方法を私と生徒さんで話し合って探していきます」。
相談形式で行われるこのレッスン、「生徒さんが納得して取り入れられる方法を探し、実践することが重要」とのことだ。試合、ビリヤードへの考え方や脳の観点からもアドバイスが受けられる。
「メンタル」はプレイヤーにとっての永遠のテーマのひとつ。練習を積んでシュート力をアップし、手球のコントロール力を磨いたところで、高い技術が不安や迷いのせいで発揮できなければなかなか勝利には繋がらない。試合での結果を求めるプレイヤー、メンタル面に悩みを持つプレイヤーは一度受講してみてはいかがだろうか。きっとレベルアップに繋がるヒントを香川プロが示してくれるだろう。このレッスンは東京都大田区の『キャノンボール大森店』にて行われる。申込方法・問い合わせなどは以下にて。
有田ビリヤードスクール www.aribilli.com/