男子ナインボール世界選手権
初戦は日本人対決。相手は田中雅明
カタール・ドーハで開催されている『男子ナインボール世界選手権』は、6月16日(月)〜19日(木)のステージ1(予選)、21日(土)〜24日(火)のステージ2を終え、本日25日(水)からベスト64以降の決勝シングルの火蓋が切って落とされる。フォーマットはここから11ゲーム先取となる(交互ブレイク。ファイナルは13ゲーム先取)。
ステージ2での技巧は、国内外ネット観戦者の心に響くものだった
ステージ1からの参戦を含めると7名のJPBA勢が日本を代表してこのドーハの地に乗り込み、現在のところ土方隼斗、田中雅明、羅立文(以上3名はステージ2からの参戦)、大井直幸、栗林達(同2名はステージ1から参戦)が、この舞台まで勝ち残っている。
実力差にばらつきが見られたステージ1とは異なり世界各国の強豪が出揃ったステージ2。ここを昨年の日本ランキング1位の肩書きとともに臨んだ土方、ステージ1でのハイアベレージを維持する栗林が、各組8名によるダブル・イリミネーションのグループラウンドを2連勝で早々に抜け出す。
サッカーとは違い、ギリシャ人から『勝点3』を奪えるか!?
田中は勝者最終で前年度覇者のトーステン・ホーマン(ドイツ)と対戦するも、ヒルヒルの末に辛くも敗戦。しかし、敗者最終でカナダのエリック・ヒューライフソンに勝利して(9-7)突破を決めた。羅も勝者最終でフィリピンのヨハン・チュアに敗れたが、敗者最終でフィンランドのペトリ・マッコネンに9-6で勝利し勝ち抜ける。
大井の爆発力は世界でも冴えわたる
大井も初戦で04年覇者のアレックス・パグラヤン(カナダ)に黒星を喫したが、敗者側では得意の爆発力で大幅リードを奪って2連勝の末に決勝シングルへ。ステージ2参戦のJPBA勢で唯一、赤狩山幸男だけは柳承佑(韓国)、劉海濤(中国)に連敗し、無念の敗退となってしまった。
そして、決勝シングルのトーナメントの枠も既に決定しており、1回戦で田中vs土方の日本人対決(日本時間17時スタート)が実現。大井はデニス・オルコロ(フィリピン。19:30開始予定)、羅は呉珈慶(中国。22時開始予定)という世界のビッグタイトルホルダーを迎え撃つ。栗林はギリシャのアレクサンダー・カザキスが相手(22時開始予定)。早朝にブラジルの地で予選敗退となったサッカー・ワールドカップ日本代表の無念を晴らすためにも負けたくはないところ(同グループのギリシャはベスト16へ)。
台湾にオリジンのある選手同士の対決(vs呉珈慶)は必見
なお、世界選手権の模様はステージ1・ステージ2同様に、下記のQBSFサイトにて全試合が配信される予定となっている。メールアドレスを設定するだけで試合を視聴することが可能。
http://live.qbsf.qa/en/qbsf