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過去のニュース(2014年)

2014.06.17 トーナメント

アマチュアテンボールキングは喜島安広!

第4回東日本神奈川10ボール選手権

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優勝の喜島安広(左)と準優勝の小川徳郎(右)

梅雨の合間の快晴となった6月15日(日)、神奈川県大和市の老舗大型店『ビッグバンビリヤードロリエ』で、アマチュア公式戦『第4回東日本神奈川10ボール選手権』が行われた。フォーマットはテンボールの7ゲーム先取、シングル・イリミネーション。エントリーは定員の128名にまで達しており(あとから数名がキャンセル)、一店舗のみのワンデーで行うトーナメントとしては最大級のものだ。

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試合会場は『ビックバンビリヤードロリエ』

本来、今年の2月9日(日)に開催の予定だったが生憎の大雪で中止となり、後にこの日にリスケジュールされた背景があるが、それでも定員に達するのだから、本大会は「神奈川の新名物」に育ってきていると言えるだろう。アマ界ではまだ少ない「テンボールの公式戦」という点も人気の秘密だろうか。SAクラス(全国タイトルホルダー)も多数参戦しており、レベルの高さは言うに及ばずだ。

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3位タイ・増渕享士

さて、まず注目したのは、2012年2013年と2連覇を果たしたトップアマの青木聖。青木は一回戦と二回戦を順調に勝ち上がるも、三回戦(ベスト32)で、先日の『北海道オープン』のベストアマでもある並木保寛に逆転負けを喫する。

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3位タイ・小山秀之

一方、昨年度の準優勝者であり、今年から地元・神奈川の連盟員(KPBA)となったエース格の小川徳郎は、さすがのハイレベル・ハイテンポなプレーで浅香雅人、田代栄治、小山秀之といった実力者達を次々に退けてファイナルへ。相手が決まるのをしばし待つ。

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神奈川のエース、小川が決勝へ

反対の山から登ってきたのは、こちらもハイテンポで的球を入れ切るスタイルの「元球聖位」喜島安広。喜島はベスト16から、長谷川俊介、金村元、増渕享士らを連破してファイナルへ進んだ。

互いに力量を認め合う関東トップアマ同士のファイナルは、これがさすがに7試合目ということもあってか両者とも疲労感がプレーに滲み、少し精彩を欠いた内容だったが、小川のミスを喜島が着実にポイントに結び付け、7-1で勝利。球聖位を退いてから初の公式戦優勝を飾った。

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喜島が元球聖位の実力を見せて優勝

「ベスト8までは良い内容で撞けたと思いますが、準決勝と決勝はちょっと良くなかったですね(苦笑)。だいぶラッキーがあって勝てたと思います」

そう謙虚に語った喜島だが、4年間球聖位に在位していた男のプレーはやはり完成度も迫力も十分。この先も埼玉(SPA)を中心に各トーナメントを沸かせてくれるだろう。

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