男子ナインボール世界選手権
世界選手権の会場となる『アルサアドスポーツクラブ』
ポケットビリヤードの世界で最も権威ある大会の一つである『男子ナインボール世界選手権』の『ステージ1』が6月16日(月)より4日間に渡って開催される。場所はカタール、ドーハの『アルサードスポーツクラブ』だ。ドーハでの開催は今年で5年連続となる。
現在東日本グランプリ2連勝中で絶好調の栗林達はステージ1から
このステージ1は非常に過密な日程かつ出場選手もハイレベルで、とても過酷なラウンドだ。日本からは、'11年世界チャンピオンの赤狩山幸男や栗林達、大井直幸、有田秀彰が参加する。トップクラスの選手も多数参加する上に、無名であってもそのトップ選手を食ってしまうほどの実力を備えた選手も毎年出てくるこのステージ1、通過するのは容易なことではない。いずれの選手もこの過酷なステージ1を突破することがまずは最重要だ。
JPBAランキング1位の土方隼斗、日本一の次は世界一へ
シード選手にこのステージ1通過者を加えた128名での『ステージ2』が6月21日(土)から27日(金)まで開催される。このステージ2からは昨年優勝のトーステン・ホーマン(ドイツ)はもちろんのこと、リー・バン・コルテッザ(フィリピン)やダレン・アプルトン(イギリス)といった世界ランキング上位の選手達が参加する。JPBAからの参加は土方隼斗、羅立文、田中雅明の3名である。羅は昨年、日本人最高位となる9位タイという結果を残している。世界選手権常連の土方も昨年『ジャパンオープン』という大きな国内タイトルを取り、今年は世界タイトルへの期待がかかる。
WPAランキングも現在1位の世界No.1プレイヤー、ホーマン
速報はWPA facebookページやTwitter(@ poolwpa)、WPAホームページなどから情報が発信される。またQBSFホームページではライブストリーミングの配信が予定されている。
※以上のHPなどはいずれも英語
世界中からトッププレイヤーが集結し、ポケットビリヤードプレイヤーの最高位を目指す戦いが始まる。果たして今年はどんな選手が栄冠を勝ち取るのか。奥村健('94年)、高橋邦彦('98年)、赤狩山('11年)に続く4人目の日本人チャンピオンは出るのだろうか。世界最高の戦いが始まるのは16日から。