明日から『大阪クイーンズオープン』開幕
会場は大阪府東大阪市の『高井田ビリヤード』(写真は昨年)
明日から5月24日(土)、25日(日)の日程で『高井田ビリヤード』(東大阪市)で開催される『大阪クイーンズオープン』。昨年から装いを新たにしたこの大会は、1989年に創設された『全日本女子ナインボールオープン』の流れを汲む歴史ある女子トーナメントで、その時代に輝いた名手が名を刻んできた揺るぎないステータスを備えている。
昨年優勝の夕川景子
第1回大会を原田美恵子、第2回大会は故・嶋崎和子が制し、以降、女子プロ界のトップと呼ばれる選手が奪取してきたと言って過言ではないこの大会。歴代優勝者には、今大会の出場者だけでも河原千尋、梶谷景美、曽根恭子、夕川景子、高木まき子、山内公子、大井由希子、栗林美幸(以上、'13年ランキング順)といった豪華な顔ぶれが名を連ねている。
言い換えれば、オールスターの競演でもあり、当代最強女子プロとしてその名を知らしめる最高の舞台でもある。トーナメントは運勢が左右するものとはいえ、この大会だけは、不思議なまでにタイトルを獲る資質を問われていたのではないか、とさえ感じるほどに限られた者だけが戴冠してきたという事実。
昨年女子MVPの河原千尋ももちろん参戦(写真は全日本女子プロツアー第1戦)
歴代のファイナリストデータを見ても、ラッキーで勝ち残ったプレイヤーは1人としていない。この事実を踏まえて、今年の最強女子プロ選手を占う大会であると見てもよいだろう。誰がその手に栄冠を掴むのか。明日には総勢60名の女子選手によるバトルの火蓋が切って落とされる。
前回ベスト4。左から3位タイ・曽根、優勝・夕川、準優勝・李圭、3位タイ・木村真紀
大会オフィシャルのUSTREAM中継をはじめ、各種視聴する策は用意されている。「女子のオープン戦を開催したい」という思いで始まった大会が、25回という節目を迎えた。大阪へ足を運べば、その瞬間を目撃することができる。しかも協賛する(株)エンヴィジョンから入場者に配られるグッズは、それだけで入場料の元が十分に取れるものが用意されているという(60名限定)。
歴代優勝者のエントリーは8名。彼女たちがタイトル数を増やすのか、それとも新チャンピオンが誕生するのか。決戦は明日から2日間。場所は『高井田駅』『高井田中央駅』徒歩1分。
Akira TAKATA