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過去のニュース(2014年)

2014.05.19 トーナメント

A級・中村竜二、女子級・小西さみあ、B級・前田孝幸が優勝!

全日本アマチュアナインボール選手権大会

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左からA級優勝・中村竜二(兵庫)、女子級優勝・小西さみあ(東京)、B級優勝・前田孝幸(大阪)

5月17日〜18日(土・日)、兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホールオクト』で、今年の『全日本アマチュアナインボール選手権大会』が開催された。例年通り、A級128名、B級128名、女子級64名によるシングルトーナメントでの開催だ。

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会場となった『あましんアルカイックホールオクト』

アマナインの特徴はシングルトーナメントであること。フォーマットは長め(A級:9ゲーム先取、B級:7ゲーム先取、女子級:6ゲーム先取)とはいえ、遠方から来て1試合で負けてしまったらかなりキツイ。だが、負けたら終わりの緊張感がこの大会を盛り上げているのも事実。大会初日から熱い戦いが全24テーブルで繰り広げられた。

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中村は東京の増渕享士をヒルヒルで破り初優勝

A級の昨年覇者は東京の中野雅之。中野は今年の球聖東日本代表に勝ち上がるなど、充実ぶりがうかがえる。中野は初戦をヒルヒル勝ちし、2回戦も突破したが3回戦で福岡の能勢勇作に敗れ、大会連覇はならなかった。A級は8名中6名が東日本という東高西低となり、決勝に進んだのは東京の増渕享士と地元兵庫の中村竜二。B級は大阪の前田孝幸と福岡の堀聖弘が決勝へ。

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小西は決勝で現女流球聖の佐原弘子を撃破しての全国タイトル初制覇

日曜日のみ試合となった女子級は有力選手が順当に勝ち上がり、ベスト4に残ったのは連覇を狙う米田理沙(東京)、現女流球聖の佐原弘子(千葉)、先日の全関東を制したばかりの小西さみあ(東京)、そして女流球聖挑戦者になった北海道の高校生、平口結貴の4名。そう、こちらも全てが東日本勢だ。

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前田は3-6と追い詰められたところから大逆転を果たして優勝

入場セレモニーの後、一斉に始まった3つの決勝は意外な結末を迎える。最初に決着がついたのは女子級。小西が試合の主導権を握って5-2と先にリーチをかけるも、佐原の反撃に遭ってヒルヒル。だが、佐原最後のブレイクはスクラッチ。小西、慎重に取り切って、新チャンピオン誕生だ。

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A級ベスト4。左から3位タイ・小川洋平(埼玉)、準優勝・増渕享士(東京)、優勝・中村、3位タイ・稲見厚史(東京)

B級は前田の3-1リードから堀が5連取してリーチ。だが応援団の声援をバックに前田が盛り返してヒルヒル。最終ラックの攻防を制して前田が勝利を飾った。

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女子級ベスト4。左から左から3位タイ・米田理沙(東京)、準優勝・佐原弘子(千葉)、優勝・小西、3位タイ・平口結貴(北海道)

そしてA級決勝。ジャンプスタートに成功した中村は一気に6-0とリードを拡げるが、大舞台経験では増渕が上。6-5まで追い上げるともう勝負はわからない。中村が先にリーチをかけるもマスワリ上がりの7番をミスして遂にヒルヒル。3つの決勝、全てがヒルヒルとなるのも非常に珍しい。勝負の最終ラックは中村が地元の意地を見せてゲームボールをイン。08年女子級の栃下恭子以来となる、兵庫へタイトルをもたらすことに成功した。コンディションの関係か、例年以上に進行もスムーズだった今大会。来年の開催が今から楽しみだ。

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B級ベスト4。左から、3位タイ・小田切俊樹(東京)、準優勝・堀聖弘(福岡)、優勝・前田、3位タイ・原圭吾(岡山)

On the hill!