全日本アマチュアナインボール選手権大会
左からA級優勝・中村竜二(兵庫)、女子級優勝・小西さみあ(東京)、B級優勝・前田孝幸(大阪)
5月17日〜18日(土・日)、兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホールオクト』で、今年の『全日本アマチュアナインボール選手権大会』が開催された。例年通り、A級128名、B級128名、女子級64名によるシングルトーナメントでの開催だ。
会場となった『あましんアルカイックホールオクト』
中村は東京の増渕享士をヒルヒルで破り初優勝
小西は決勝で現女流球聖の佐原弘子を撃破しての全国タイトル初制覇
前田は3-6と追い詰められたところから大逆転を果たして優勝
A級ベスト4。左から3位タイ・小川洋平(埼玉)、準優勝・増渕享士(東京)、優勝・中村、3位タイ・稲見厚史(東京)
B級は前田の3-1リードから堀が5連取してリーチ。だが応援団の声援をバックに前田が盛り返してヒルヒル。最終ラックの攻防を制して前田が勝利を飾った。女子級ベスト4。左から左から3位タイ・米田理沙(東京)、準優勝・佐原弘子(千葉)、優勝・小西、3位タイ・平口結貴(北海道)
そしてA級決勝。ジャンプスタートに成功した中村は一気に6-0とリードを拡げるが、大舞台経験では増渕が上。6-5まで追い上げるともう勝負はわからない。中村が先にリーチをかけるもマスワリ上がりの7番をミスして遂にヒルヒル。3つの決勝、全てがヒルヒルとなるのも非常に珍しい。勝負の最終ラックは中村が地元の意地を見せてゲームボールをイン。08年女子級の栃下恭子以来となる、兵庫へタイトルをもたらすことに成功した。コンディションの関係か、例年以上に進行もスムーズだった今大会。来年の開催が今から楽しみだ。B級ベスト4。左から、3位タイ・小田切俊樹(東京)、準優勝・堀聖弘(福岡)、優勝・前田、3位タイ・原圭吾(岡山)
On the hill!