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過去のニュース(2014年)

2014.04.11 トーナメント

女流球聖戦、3人の主役の素顔

第6期女流球聖戦挑戦者決定戦、女流球聖位決定戦

今週末の4月12日(土)に『第6期女流球聖戦・挑戦者決定戦』が、13日(日)には『女流球聖位決定戦』が大阪市住之江区の『マグスミノエ』において開催される。

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会場は女流球聖の聖地『マグスミノエ』

先に開催された男子の『第23期球聖位決定戦』がアマチュア史上に残る名勝負であったのと同様、今週末の女流球聖戦も東西の代表者と現女流球聖、見逃すことのできないプレイヤーが火花を散らせることになる。今日はそんな3選手のプロフィールをお届けしたい。

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東日本代表・平口結貴(北海道)

まず東日本代表の平口結貴(北海道)から。彼女は昨年末に南アフリカで開催された『世界ジュニアナインボール選手権』の銀メダリスト。まだ高校2年生になったばかりの平口だが、日々成長を続けており、既に国内ビリヤード界の宝として注目と評価を集めるに至っている。勝負に懸ける熱いスピリットも特筆に値するもので、初体験のロングフォーマットもきっと乗り越えることだろう。

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西日本代表・川畑真希子(沖縄)

続いて紹介する西日本代表の川畑真希子(沖縄)は、3年前にも本大会で西日本代表の座を射止めた実績を持つ実力者だ。そのスキルの高さは広く知られるところで、ひとたびコンディションにアジャストした時に発揮するポテンシャルは群を抜くもの。また、挑戦者決定戦のフォーマットを一度経験していることから、試合運びにも一日の長があると思われる。

そんな2人の対決は、北海道vs沖縄という地理的両極要素も手伝って、日本中が注目する一戦になることは間違いない。既にその戦いへの期待の声も例年以上に大きくなっていると感じる。

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第5期女流球聖・佐原弘子

そしてその結果を待つのが現女流球聖位の佐原弘子で、この球聖戦を含む国内アマチュア女子4大大会においても非常に優れた戦績を持つ彼女('07年『全日本アマチュアナインボール選手権大会』優勝、'10年『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』準優勝、'12『全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』準優勝)を『国内最強女子アマチュア』と推す声も強い。また昨年は『SBX2013 Womens Amateur Players Championship』で優勝し、海外戦のタイトルも獲得するなど視界良好。

さらに高い技術のみならず優雅な振る舞いやブレを見せない精神的な安定感も抜けた存在にあり、まさにアマ界の女王にふさわしい風格を纏うに至っている。長い1日を戦うという点についても不安要素は見当たらない。

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昨年の決定戦の様子

挑戦者決定戦はナインボール交互ブレイク3セット先取(1セット7ゲーム先取)というフォーマットで、女流球聖位決定戦ではさらに長く4セット先取となり、どちらも非常に長時間に渡る試合となることが予想される。

女流球聖が2度目の防衛を果たしてアマ女王の座を守り切るのか、それとも北海道、いや沖縄から新女王が誕生するのか。決戦は明日から2日間。その戦いの模様はUSTREAM(JAPA公式)によって中継も行われる。北海道から沖縄まで、まさに日本中が注目する今年の一戦。これは見逃せない。

Akira TAKATA