東日本グランプリ第2戦
会場『ハイランドビリヤード』(写真は昨年のGP)
グランプリシリーズは東西に分かれて開催されており、全戦を戦い終えた時点(東は全7戦)でのランキングポイントを基にMVPを決定するという長期スパンでプロ達が雌雄を決するもの。とは言えリーグ戦とは異なり、各大会はトーナメント方式で争われているため、1大会にも当然真剣勝負ならではのドラマが生まれる。
そして先月行われ、赤狩山幸男の勝利に終わった東日本グランプリ第1戦から早1ヶ月。シリーズ第2戦の決勝が神奈川県横浜市『ハイランドビリヤード』にて開催される(予選は東京近郊の各ビリヤード場を併用)。
GPE1st優勝の赤狩山幸男は優勝者シード
なお、第1戦に続き今回もエントリー数はキャンセル待ちが出るほどの賑わいを見せている。にわかに競技層プレイヤーのビリヤード熱が上昇していることが窺える嬉しい知らせだ。
そして、前述の赤狩山は前回大会優勝者として、日曜日にシード選手として登場。東北予選を勝ち抜いた千葉達、同じく北海道予選を通過した遠山康仁、開催店シード枠の西嶋大策が決勝日からの参戦が決まっている。
土方隼斗は新タップで初勝利なるか!?
第1戦で優勝し、シーズン序盤でのタイトルに「ホっとした」と述べた赤狩山にとって、ハイランドはJPBA東日本移籍後始めて優勝を果たした場所でもある(昨シーズンの同グランプリにて)。先の優勝でトッププロならではの、「優勝して当たり前という期待」からひとまず解放された同選手が、連覇を果たすことはできるのだろうか。
東日本グランプリにおける勝利数など、さまざまな記録を持つグランプリ男・土方隼斗は、慣れ親しんだタップから心機一転し、自身がプロデュースした新タップと共に"初勝利"を目指すことになるが、まずは厳しい予選の突破からだ。
前年MVPの栗林達は940pt中440ptを終盤の2勝で稼いだ
全7戦中2戦目と、まだまだ大勢が決まる時期ではないが、例年MVP争いをするプロの多くは優勝を果たしている。与えられる220ポイントは、昨今ボーダー1000前後でMVPが決定していることを思えば、当然軽視できない。ここで、またはこの先で連覇がいずれかのプロに達成されるものならば、その価値は数字としても非常に重い。
果たして、横浜の地で最後に笑うのは誰になるのだろうか!?