22nd Super Billiards Expo in Edison, New Jersey
会場『ニュージャージー・コンベンション・アンド・エキジビションセンター』入り口
3月13日から16日までの四日間、アレン・ホプキンスプロダクション主催の第22回「スーパービリヤードエキスポ」が開催された。会場は昨年同様、アメリカのニュージャージー州エジソンにあるニュージャージー・コンベンション・アンド・エキジビションセンター。日本から直行便があるニュージャージー州のニューアーク国際空港から車で約20分、ニューヨーク州のJFK国際空港からでも車で約1時間という、アクセスの良さが特徴だ。
ヴィンテージやユーズドを扱うキューディーラーのブース
このエキスポはビリヤードに関するありとあらゆるものが一堂に会する、一般向けとしては最大級のイベントである。トッププロのプレーを生で観て、欲しいと思っていたキューやグッズを手に入れ、アマチュアトーナメントにも出場できる、ビリヤードファンにとっては夢のような四日間だ。
見渡す限りの7フィート台が並ぶアマチュアトーナメントエリア。見渡す限りプレイヤーで埋め尽くされた会場は熱気に満ちていた
約1万4千平方メートルという広大な会場には、アマチュアの7フィート台が試合用に160台と練習用に16台、9フィート台が8台と観客席が設けられたプロアリーナが2か所、スリークッション台が2台置かれた別室、加えてビリヤード関連グッズを売るブースが100以上並ぶエリアと、簡単な食事ができるフードコートも用意されていた。
女子ナインボールで優勝したカレン・コー
毎年エキスポでは、数多くのトーナメントが開催される。ネット経由でもエントリーできるアマチュアのエイトボール・ナインボールはいくつもの部門があり、四日間で延べ数千人がプレーした。しかも開催日前夜と最終日に行われるミニトーナメント、練習用テーブルは有料だが24時間利用可能(深夜は別途入場料あり)と至れり尽くせり。それだけでなく、追加料金なし、出入り自由で観戦できるトッププロ参加の男子テンボール、女子ナインボール、さらにワンポケットにスリークッションと見ごたえ十分のトーナメントが常に行われていた。
男子テンボールで優勝したシェーン・バンボーニング
ビリヤードグッズならば何でも揃うショッピングエリアでは、キューやケースを初めとする話題の製品やアクセサリー類、掘り出し物を求めて会場内をさまよっていると、時間があっという間に過ぎてしまう。ブースは原則午前11時から午後8時まで開店しているが、キューリペアブースなど一部は時間外にも営業しており常ににぎわっていた。すべてのビリヤードファンがどっぷりハマれる四日間、日本から参加する価値は十分にある。
以下では、会場の模様を動画でも公開。また、同イベントの模様については、6月4日発売の本誌7月号でもお伝えする予定。
K.Kagomiya
『ジョス』キューのオーナー、ダン・ジェーンズ(左)と伝説の名プレイヤー、ピート・マルゴ(右)
アメリカン・キューメーカーズ・アソシエーション(ACA)主催の入場者投票コンテストエントリー作品、『ジャコビー』の超高級モデル『タジ・マハール』
カスタムキューメーカー、『ロバートソン・キュー』による展示販売
2014年4月に開催されるUSBA(アメリカビリヤード連盟)主催のスリークッション・チャンピオンシップ出場をかけた大会が静かな別室で開催された
台湾のカスタムキューメーカー、『ゼン・カスタム』のキュー
デモンストレーションで入場者の注目を集めるブース
8台の9フィート台が並ぶプロアリーナ