第15回アジアU21選手権・第13回アジア・イングリッシュビリヤード選手権・第30回アジア選手権
アジアに挑戦する神箸親子。左から久貴プロ、渓心選手
4月4日(金)〜10日(木)にインド・モハリで『第15回アジアU21選手権』(スヌーカー)と『第13回アジア・イングリッシュビリヤード選手権』が開催される。
この大会に日本から中学校1年生(14年3月現在)の神箸渓心選手がU21部門に、同選手の父で日本ポケットビリヤード連盟所属の神箸久貴プロがイングリッシュビリヤード部門に出場する。
あまり日本で馴染みのないイングリッシュビリヤードとは、スヌーカーテーブルで赤・白・黄の3つのボールを使って行う種目で、シュート、手球のスクラッチ、キャノンの3種のショットを駆使してポイントを争う競技である。
埼玉県川口市『グリーンルーム』にて大先輩、福田選手から手ほどきを受けた
渓心選手は先日、3月1日に同大会への出場に向けた練習のため、埼玉県川口市にある『グリーンルーム』を訪れ、日本のスヌーカー界屈指の実力者・福田豊選手の指導を仰いだ。
練習に付き合った福田選手は「今日の練習だけでも、渓心は上手くなっています」とその成長の早さを明かす。本人は「JSAの試合も、海外での試合も出られるものは全部出たいと思っています」とスヌーカーへの情熱は計り知れない様子だ。
現在の年齢を考えれば、年上の選手との試合が多くなると目され厳しい戦いが予想されるが、どこまで13歳の実力が通用するのか楽しみでならない。また、ポケットビリヤードはもちろんスヌーカーでも慣らす久貴プロの新境地への挑戦はどんな結末を迎えるのだろうか。
第30回アジア選手権に出場する田中優輔選手、松村浩史選手(左から)
そして、同月末の26日(土)から翌月3日(土)にかけては『第30回アジア選手権』もUAE・フジャイラで開催される。この大会には日本スヌーカー連盟(JSA)から田中優輔選手、松村浩史選手が出場する。
国内の試合では優勝をはじめ、数多くで上位に進出し、IBSF世界選手権やアジア・インドアマーシャルアーツゲームズなど、国際大会に出場した経験もある両者。タイ、中国、西アジアなどの強豪を相手に、果たしてどこまで食い込むことができるだろうか。