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過去のニュース(2014年)

2014.03.12 トーナメント

2人のジュニア日本代表経験者、平口結貴と中野雅之が東日本代表に!

第23期球聖&第6期女流球聖戦・東日本A級戦

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東日本代表となった中野雅之と平口結貴

気力体力ともに充実した若き東日本代表の誕生だ。3月9日(日)、東京・渋谷の『CUE』で行われた『球聖戦&女流球聖戦・東日本A級戦』で、現在30歳でタイトル多数のトップアマ、中野雅之(東京・TPA)と、16歳の女子高生プレイヤーで昨年の『女子世界ジュニア』銀メダルの平口結貴(北海道)が優勝を飾った。

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東日本の強豪が東京都渋谷区の『CUE』に集った

アマチュア最強ナインボーラーを決める戦いである球聖戦は1月から始まっており、このA級戦まで来れば7~8合目に到達と言ったところだろうか。この日集まった男子32名と女子16名は、B級戦からの進級者とA級シード権保持者のみ。つまり、いずれも名うてのトップアマばかりだ。

男女両部門とも、まずダブル・イリミネーションの予選ラウンドを行い、男子8名、女子4名まで絞ってから決勝シングル・トーナメントに移った(男女ともに7ゲーム先取)。昨年「挑戦者」になり、現球聖位・喜島安広と死闘を演じた元・名人の持永隼史が、今回の予選ラウンドで脱落した事実一つを取ってもこのA級戦のレベルの高さが窺い知れるというもの。

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中野には敗れたものの素晴らしい戦いを見せた齋藤寛之

優勝した中野は勝者側から予選ラウンドを抜け、ベスト8で千葉(CPBA)の醍醐雅人に7-6、セミ・ファイナルで東京の増渕享士に7-5と、強豪との接戦をものにして勝ち上がる。ファイナルでは宮城(MPBA)の齋藤寛之を相手に序盤から先行して優位に試合を進め、第9ゲームで一度は上がりのチャンスを逸するも、続く第10ゲームで丁寧にランアウトを決めて7-3で勝利した。

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東日本代表にもう一歩まで迫った島崎史恵

一方の平口は、セミ・ファイナルで元・女流球聖のトップアマ、米田理沙(神奈川)を相手に臆することなくキューを伸ばして7-3。ファイナルでは序盤にミスが出てしまい、東京の実力者、島崎史恵に3-6と先にリーチを掛けられたが、そこから落ち着きを取り戻して4点を連取して逆転勝利を飾った。なんと平口は女流球聖戦初挑戦で初のA級戦優勝。もちろん史上最年少の東日本代表だ。

中野、平口の両名とも「今大会のプレー内容には反省点が多い」としながらも、4月の『挑戦者決定戦』(※3月23日に決定する西日本の代表と戦う)と、そこに勝てば進める頂上決戦、『球聖位決定戦』へ向けてすでに意気揚々の表情。現球聖位の喜島安広、現女流球聖位の佐原弘子が待つステージまではあと少しだ。

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