2014アムウェイSTAGE2初日終了
ステージ2の会場『台北体育場』
『2014アムウェイカップ』の本戦が今日からスタートした。昨年の本大会上位8名、各地域へ割り当てられた枠を元に国ごとに振り分けたシード権を得た選手、そして昨日まで行われたステージ1通過者を加えた計40名が、ステージ2の舞台(台北体育場)へ集結した。
この40名はAからHまで計8つのグループに5名ずつ振り分けられ、上位3名が決勝シングルへ進むことができる。フォーマットはナインボールの勝者ブレイク、7ゲーム先取で、スリーポイントルールが採用されているため、レフェリーはツーポイントラインの横に立ち、手を上げてラインを通過したボールの数をカウントし、それにブレイクインした的球の数を加えて、有効なブレイクか否かをジェスチャーで表している。
スリーポイントルールをジャッジするレフェリー
注目の日本勢は最初の回転で梶谷景美が登場し、台湾の新鋭・謝喻雯(Yu-Wen Hsieh)と対戦。初の大舞台にも落ち着いた様子の謝は、梶谷を相手に安定したショットを披露し、ランアウトを重ねて一気に5点を加点。ここでタイムアウトをはさんだ梶谷は、流れを引き込んで4点を返すが、第10ラックで再び謝にチャンスを与えてしまい、黒星スタートとなった。
厳しいスタートとなった梶谷
続く2戦目の相手は、梶谷が現在発売中の本誌に掲載しているインタビューでも語っていたように「あまり相性が良くない」蔡佩真(台湾)。蔡は梶谷戦のイメージが良いのか、序盤からキューを伸ばして取り切りを披露し、逆に梶谷はアンラッキーなスクラッチを喫するなど、完全に流れは蔡へと向かう。5-0となったところで梶谷がタイムアウトを取るが、その後もキューを握る機会は得られずに終了。残る2戦を全力で戦って、グループ内の星取りバランスに運命を委ねることとなった。
蔡佩真は梶谷に7-0で勝利
河原は初戦の頼彗珊(台湾)との試合で、序盤に0-4までリードを許すも、チャンスを掴むと一気に5連取を果たして逆転に成功。その後1つ返されてスコアで再び並ぶも、しっかりと2点を取って白星を飾った。更に同じ台湾の詹雅庭(Ya-Ting Chan)との対戦では、先に1点を取られたものの、以後はほぼパーフェクトに主導権を握り続けて、7連取を決め2勝0敗で明日へつないだ。
河原は2連勝スタートで初日を終える
また河原の2試合目を終えたところで『オープニング・セレモニー』が催され、ライトアップや音楽で派手な演出がされる中、全選手の紹介や始球式が行われた。ここでもテレビカメラやスチールカメラが数多く並び、あらためて『メジャー感』をしっかりと感じさせた。
オープニングセレモニーの一幕
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