第19回京都オープン
決勝会場の『サンク』
総勢214名(内、アマチュア184名)を迎えて開催された『第19回京都オープン』は、大井直幸が圧倒的な旨さと強さを披露して大会2連覇を達成した。
優勝の大井直幸
昨年優勝シードでベスト16の回転から登場した大井は、予選の各ブロックの厳しい闘いを勝ち上がってきた猛者たちと対戦。初戦の地元・京都のアマチュア伊達裕志(BUZZ)を皮切りに、4年前にアマチュアとして出場して本大会を制したマークアリストテレ・メンドーサ(フィリピン・プロ)、更に昨年のファイナルカード再現となった吉岡保俊(ボンバークラブ)を下して決勝戦へ。
ファイナルのバンキング
一方の山からは、強豪プロアマを続々となぎ倒して勝ち上がった地元KRC所属の松吉太一(ピカソ)が決勝戦へ進んだ。大勢の仲間に見守られ「相手が大井プロなので、小細工はなしてまっすぐに向かって」2度のチャンスで3点を奪うも、序盤に大井が得た点差を返すには至らず、6-3で大井が優勝を飾った。
ベスト8の試合時に会場に残っていた愛知からの参戦メンバー
なお今回は愛知県勢も数十名の規模で出場し、東京の有田秀彰も「京都見物を兼ねて」参戦しベスト8入りを果たすなど、遠方からの参加者も多かった。京都マラソン開催による交通規制も大きな影響はなく、大会は成功を収めて、来年の第20回記念大会に向けて好感触だった。なおファイナルの様子はCBNTで配信予定なので、ぜひご覧いただきたい。
トップ4は左から3位タイ・横田武、優勝・大井直幸、準優勝・松吉太一アマ、3位タイ・吉岡保俊アマ
しかし大井の強さは適当な形容が見当たらない域に達している。これで京都2連覇に加え、奈良エキサイトオープンでは3連覇中。またORCオープンでも今年は2連覇が懸かるという状況。「ローカル王子誕生、って書いといてください」。そう爽やかに笑いを残して会場を後にした大井。海外戦が待ち遠しい。
Akira TAKATA